エリア | 南アジア |
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国 | インド |
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期間 | 2004/09/17(金)~2004/09/26(日) (10日間) |
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お気に入り度(5段階評価) | 未評価 |
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旅行者 | |
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今回の旅行の目的はヒマラヤの山々を眺めてくること。出発の1ヶ月前くらいから地図を買ったりして旅行先のルート確認などをやっていた。今回もトレッキングを行い雪を被った神々しい山々を身近に眺めようと思ったけれども、いつもどおり計画倒れになってしまった。その原因は雨。4日間ジョシマスに滞在したがまともに晴れたのは最終日だけ。他にも現地の制度変更などもあって、ガイドが必要だとか入域料が必要だとか面倒くさくなっていてトレッキングのやる気が削がれた。そういっては何だが、そのかわりにジョシマスではゆっくりと過ごす事が出来たし、滞在4日目にして素晴らしい山々の風景を思う存分堪能することが出来きたので満足。さらには色々なインド人に出会えたし、ぎゅっと凝縮された密度の濃く短い夏休みとなった。
費用
両替レート : 1ルピー = 2.446円(現地ATMからの引き出しレート)
現地での使用金額 : 3328ルピー = 8140円
今回は旅行は初日と第2日目が土日であり、現地に着くまで全くそのことを考えていなかったから、市井の銀行で旅行換えできず、時間のない中での忙しい計画が少しずれ込んでしまった。短い行程で行かれる方は曜日や祝日も考慮すべし。
出発前の9月15日に日本円から米ドルに200ドル分を両替したが、上記に書いたように最初の2日間が土日にかかり結局銀行に行くこともなく使うこともなかった。以前からデリー空港での両替レートは悪いという印象があったので街中でしようと思っていたら、開いていない・・・結局24時間オープンのATMで金を下ろすことに。でもどんな町にもATMがあり意外に便利かもと思った。ジョシマスにもバドリーナースにもあり今までは気が付かなかったがATMはかなり普及している。ただし一日に二回引き出すことは無理そう。引き出し回数に上限があるみたい。
もともと手元に230ルピーがあり、2回に分けて現地のATMで引き出したのが6500ルピー。しかし使用したのは3328ルピー。カード会社からの請求のレートを基準とすると10日間の旅行で8140円。まぁそんなもんでしょ。
航空券
旅人舎で航空券を注文。相変わらず高いね。社会人の悲しいところか。今回からEチケットとか言うのに変わっていて空港にコピーしたメールを持っていくだけでチェックインできるというもの。手間も省けて便利。
使用した航空会社はキャセイパシフィック。もう航空券を頼む時期が遅くてキャリヤを選択するようなことは出来ず。遅延などはなかったけど、まぁ普通の航空会社でした。
17SEP CX 521 TOKYO NARITA HONG KONG 1710 2045
17SEP CX 753 HONG KONG DELHI 2225 0140+1
26SEP CX 752 DELHI HONG KONG 0710 1505
26SEP CX 508 HONG KONG TOKYO NARITA 1605 2125
航空券代:95,000円
外国諸税:5,800円
空港施設使用料:2,040円
計:102,840円
ビザ・SIMカードその他
9月10日(金)の朝に密かに会社を抜け出して九段下までビザを取りに行った。混んでいることもなかったので10分待ちくらいで申請をすることが出来た。受け取りまで数日かかるのかなと思ったけどその日に出来るとの事。混んでいないときは処理も早いのか・・・費用は1200円。
申請が終わると上の用紙をもらえるので内容を確認して受け取り日に持っていく。僕は13日(月)に受け取り。
追記
上のロンリープラネットのガイドブックにはアウリからのトレッキングについては、パミッションやガイドなどは必要ないと書いてあるが、3年ほど前から制度が変わったらしく、このどちらも必要になった。明らかに外国人から金を巻き上げる制度。その金がちゃんと政府の懐に入り、インドが発展するならいいが、見たり聞いたりしているところでは、みんな個人の懐へ。もしジョシマスに泊まり素晴らしい景色を見たいならタボバンからクアリパスを目指したほうがいい。道も昔から使われている旧道で分かりやすい。素朴なガイドはタボバン周辺で1日100~200ルピーで雇える。頑張れば1日で往復できるとのこと。誰か次に行かれる方はぜひ自分の足で登ってほしい。
ガイドブック・許可書など
記録写真
リシケシのTriveni Ghat
街中から近く結構にぎわっているガート。 僕が行ったときは霧がかかっているような空だったが、日差しは強く気持ちよかった。ガートでは数十人の子供たちが水に入ったりして遊んでいる。
その脇で川に入り祈りをささげていたり、ミルクのようなものを流している人もいる。
Triveni Ghatへの参道。食事をするところから様々な商店まで揃っている。似非サドゥーもたくさんいる。似非サドゥーが病院の処方箋みたいなものを見せながら「金を少しくれ。」みたいなことを言ってくる。まぁ適当に相手してインドを楽しみましょう。
Shivananda Ashuramと時計塔へ
宿前から30ルピーでアシュラムまで。
橋を渡り、参道を歩く。にぎやかな参道を通り過ぎたところから河原に出ることが出来たので、その河原に座って川を眺めていた。同様に川を眺めているサドゥーが3人ほどいた。山に囲まれた場所で緑が濃く木々の種類が多い感じ。雲が少し多い空を眺めながら、ジョシマスで山が見られるのかなーなんて考えていた。一方、目の前にいるサドゥーは瞑想しているのもいたし、川で洗濯していたのもいた。洗濯しているサドゥーなんてなんだか生活観あふれてかわいかった。
帰りは宿まで歩いて帰った。なかなかの距離があったけど、ゆっくりと街中を眺められたので良かった。歩いて帰らないととゆっくりと対岸から時計台などを眺めることは出来ない。宿についてから明日のバスチケット買いに長距離用のバスターミナルまで買いに行く。
夕暮れのTriveni Ghat
日が落ちかけていたところ再びガートへ。毎日行われているフェスティバルというものを見学。
リシケシからジョシマスへ
リシケシからジョシマス行きへのバスは朝4:00、4:30、6:00発の3本。180ルピー。朝5時半に宿を出てリクシャーでバスステーションまで。外はまだ暗い。バスステーションに着くとすぐ目の前にバスがあり、かなりのバスが止まっているにもかかわらず迷うことはなかった。
バスは6時丁度に出発。リシケシからはがんがんと坂を上る。窓からはサル・馬・牛・ロバや山から下りてきた(?)サドゥー、山へ向かって祈りを捧げているサドゥーなどを見ることが出来る。
9時くらいに通過するスリナガルくらいまでは右側の席が良いが、それ以降は左側の席がいい。素晴らしい景色と崖上を走るスリルを途切れなく楽しめる。スリナガルはガンジス川を見下ろす大地の上に広がっており、さわやかさ漂う町で時間があればぜひ寄ってみたいと思った。
ジョシマス到着
夕方5時ジョシマス到着。町はそれほど大きいわけじゃないが坂が多く体力は使う。町は山に囲まれており日が落ちるのは早い。
ジョシマスからバドリーナートへ
8時20分にジープ乗り場に着き、8時50分発。バドリーナートへの道はかなり厳しい。今日一日お世話になることになる隣に座ったデリーから来たインド人のロイおじいさんは昨日は行き着かなくて引き換えしたとか。道はあちこち現在作っていますとうような感じでガタガタ。
険しい山間の道を進み11時半バドリーナート着。
ガンガーの支流アラクナンダ川をさかのぼったところにある聖地。白濁した川の両脇に寺院と商店などがひしめいている。
本堂へ。以後、写真を撮れる場所でなかったので写真はないが、本堂の前で鐘がなるのを大勢のインド人に混じって待ち、鐘の音とともに本堂に流れ込む。もうもみくちゃにされて何がなんだかわからない。炎がめらめらと泳いでいる燈台を聖職者が持ち歩いてきたので日本の寺でもするように煙を頭につけた。
ジョシマスからタボバンへ
朝7時半にはジープスタンドに着いたが、ジープは9時発ということで街中に戻り朝食を頂く。地面はぬれていたが周りの山々が良く見える。
9時発と言っていたのに人数が揃ったのか8時40分発。タボバンまでジープで50分ほど。しかし前席に4人がけとかなりきつい状態だった。でもシフトレバーをちゃんと動かせるのが、あら不思議。途中遠くに雪を被る山を望みながら、手前には色とりどりの段々畑。景色が映える。
タボバンは一本の通りの脇に数店の商店などが並ぶこじんまりとした町。
町を見下ろす
ボバンの町からクアリパスへ通じる道を少し上がってみる。後ろを振り返ってみると段々畑の中に町が小さく見える。この高台でボーと遠くの山々を眺めていたらだんだんと雲が出てきて「こりゃやばい」ということで下の車道まで一目散に降りた。
タボバンから3kmほどジョシマス寄りのダーク村
ダーク村からの景色も素晴らしく、ここらで一服。幸い雨は一時的にだがやんだ。
ダーク村から再び歩き始めジョシマスを目指したが、だいぶ歩いたところで雨が強くなってきたので、途中でジープを拾って5ルピーでジョシマスへ。午後3時半には宿に着いたので、あとは町中の散策。
ジョシマスからアウリへ向かう
7時半頃から外に出て雨上がりの町を徘徊。それにしても昨日の大雨はすごかった。あまりの音でよく寝られなかった。ついでに町中停電しているし。昨日の夕方には部屋から火を噴いている柱上変圧器を見ることが出来た。10時半発のロープウェイ(往復200ルピー)でアウリへ。
ロープウェイで一気に高度を稼ぐ。でもここを出るとインド人が。。。「この先に行きたいならパミッション代とガイドを雇え!!」 なんだこの制度は???単に役人が懐を肥やすための制度じゃないか。でもワタシはすんなりと「はいはい雇います」と。ガイド代200ルピーとパミッション代60ルピーを払う約束した。金より時間。本当はこんな奴らにびた一文やりたくないがしょうがない。
ガイドと一緒にロープウェイのすぐ脇から森に入る。森から草原に抜けるまで歩いて30分ほど。ガイドなんて正直言っていらない・・・途中ヒンズー教の寺院があり、目印となる。
森を抜けると一気に視界が開ける。周りには雪をかぶった7000m峰がいくつも。ガイドは体力がなくワタシの歩くスピードに付いて来られないので、引き返してもらった。いったいなのガイドなんじゃろか。Gursonといわれる、この草原には4万5000頭もの羊がいるとのこと。羊飼いと羊は夏の4ヶ月間をともにこの草原で過ごす。
途中、こんな風にとんがった岩が突き出ていたりする。
タボバン方面を眺めたところ。
急に冷え込んできたので、17:10発の最終ロープウェイでジョシマスに戻る。なんだか少し頭が痛いのでさっさと食事を済ませて宿にもどり寝た。
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