
エリア | 中東 |
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国 | イラン |
期間 | 2025/04/26(土)~2025/05/06(火) (11日間) |
お気に入り度(5段階評価) | ★★★★★ |
旅行者 | ![]() |
これまで、行こう行こうと思って行けていなかったイラン。今回、11連休の休みが取れたのと、時期的にいい季節だったので、イランを旅行先に選択。
ただ、最初からイラン確定と言うわけでなく、米国がトランプ大統領になって、イラン-米国関係がさらに悪化すると、いけなくなりそうだったので、ひとまず、2025年1月の時点では、ドバイまでのチケットを購入。イラン行きが無理そうだったら、トルコかギリシャあたりに変更しようかと思っていたけど、米国も関税対応で、イランにかまっている暇はなさそうだったので、G.W.直前に、ドバイ-イラン便を取って、イラン行きを決定した。
イランは、周りの友達はみんな行っているし、世界遺産の宝庫でもあるので、昔から行ってみたいと思っていたところ。今回、思い切って行って良かったと思っている。
世界遺産に囲まれたエスファハーンのエマーム広場も良かったし、同じく世界遺産のヤズドの町も昔ながらのシルクロードを思い起こさせるもので、居心地が非常に良かった。当初の予定では、ヤズドから飛行機で、マシュハドに行こうかと思っていたが、なかなか時間が厳しかったので、今回はマシュハドは諦め、ヤズドから、テヘランへ行くこととした。
スケジュール
スケジュール(実績)
4.26(土):羽田からマニラ経由で、ドバイまで移動。ドバイ泊。
羽田T3_1:55→(フィリピン航空PR423)→5:40マニラT1_14:30→(フィリピン航空PR658) →20:05ドバイ国際T1→(地下鉄16AED)→宿
4.27(日):ドバイからイラン・シーラーズに飛行機で移動。シーラーズに着いてからは、地下鉄で動ける範囲のモスクなどを見学。シーラーズ泊。
宿→(地下鉄、バス)→ドバイ国際11:00→(フライドバイFZ241)→11:55シーラーズ→(タクシー5ドル/台)→ショハダー広場→(歩き)→宿
※シーラーズ空港近くまで、地下鉄ができているので、地下鉄で町中まで移動することは可能かと思う。ただし、シーラーズ空港には両替所はないので、イランの現金がない場合どうするか、、、(駅まで行けば、タダで電車に乗せてもらえそうな気もする、、、今回の旅行で、何度、地下鉄をタダ乗りしたことか、、、)。
※この日は、シーラーズ到着後、翌日のエスファハーン行き夜行バスチケットを買ったあと、ナーレンジェスターネ・カヴァーム庭園→マジェデ・ナスィーロル・モスク(ピンクモスク、閉まっていて入れず)→マドラセイェ・ハーン→バーザーレ・ヴァキール→シャー・チェラーグ廟(パスポートを宿に預けていたため入れず)などを歩いて見て回った。
4.28(月):日中、ペルセポリスを観光し、夜行バスで、エスファハーンへ。
宿→(地下鉄)→テルミナーレ・カーランディーシュ9:50→(ミニバス120万リアル/2人)→10:50マルブダシュト→(タクシー100万リアル/2人)→ペルセポリス観光→(タクシー150万リアル/2人)→マルブダシュト→(タクシー150万リアル/2人)→テルミナーレ・カーランディーシュ→(地下鉄)→エラム庭園→(地下鉄)→宿→テルミナーレ・カーランディーシュ23:00→(バス782万リアル/2人)→翌日6:10エスファハーン北バスターミナル
4.29(火):エスファハーン早朝到着、エスファハーン観光。エスファハーン泊。
エスファハーン北バスターミナル→(地下鉄)→宿→ギャズ・ケルマーニ(お菓子屋)→マスジェデ・ジャーメ→バーザーレ・ゲイサリーイェ→エマーム広場→宿→(地下鉄、歩き)→ジョルファー広場(ヴァーンク教会)→スィー・オ・セ橋→(地下鉄)→宿
4.30(水):昼間は、エスファハーン観光。夜行バスで、ヤズドへ。
宿→アーリー・ガープー宮殿(世界遺産)→マスジェデ・エマーム(世界遺産)→マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー(世界遺産)→宿→(snapp70万リアル)→北バスターミナル0:20→(バス556万リアル/2人)→翌日4:30ヤズド
5.1(木):早朝ヤズド到着。宿から歩いて回れる近場を周る。ヤズド泊。
宿→Mehrizゲート貯水槽→アミール・チャグマーグのタキイェ→アーテシュキャデ(ゾロアスター教寺院)→(タクシー50万リアル/台)→ドラウト・アーバード庭園→宿
5.2(金):宿で頼んだチャクチャクツアーに参加し、夜行バスで、テヘランに移動。
宿→(ツアー参加)→宿→(タクシー)→沈黙の塔→(タクシー)→宿→(タクシー)→バスターミナル22:10→(バス1020万リアル/2人)→7:00テヘランの道端
※ツアーの行程は、カラナークの古城→チャクチャク(ゾロアスター教寺院)→メイボッドの古城→メイボッドの鳩小屋
※夕刻に、沈黙の塔に行くも、映画の撮影が行われていて、入れず、、、
5.3(土):早朝テヘラン到着。テヘラン観光。テヘラン泊。
テヘランの道端→(地下鉄)→宿→ゴレスターン宮殿のタラーレ・アスリ(世界遺産)→バーザール→宿
5.4(日):テヘラン観光。テヘラン泊(2泊目)。
宿→(地下鉄)→旧アメリカ大使館→(地下鉄)→イラン国立博物館→バザール→宿
5.5(月):テヘランからドバイ経由でマニラに向けて移動。機中泊。
宿→エマーム・ホメイニー駅→(地下鉄、始発)→シャヘド駅→(乗り合いタクシー140万リアル/2人)→エマーム・ホメイニー国際(テヘラン)9:45→(フライドバイ)→12:30ドバイ国際T3→(地下鉄)→ドバイ国際T1_19:55→(フィリピン航空PR659)→
5.6(火):マニラから成田へ。
→9:20マニラT1_14:50→(フィリピン航空PR432)-20:30成田T2
費用
両替
4.26(土)@ドバイ空港 2万円→370.95AED(53円/AED) ※ドバイ空港のレートは悪い。
4.27(日)@ドバイの両替所 16万円→998ドル(160円/ドル) ※日本国内でしておくべきだった。失敗。
4.27(日)@シーラーズの闇両替 100ドル→7900万リアル(79万リアル/ドル)
4.28(月)@シーラーズの闇両替 100ドル→7900万リアル(79万リアル/ドル)
5.1(木)@ヤズドのITTA(旅行会社) 100ドル→7500万リアル(75万リアル/ドル)
5.3(土)@テヘランの両替所 100ドル→8300万リアル(83万リアル/ドル)
★★100万リアル=175円、200万リアル=350円くらいで計算しておけばいいかと思う。★★
当初、羽田空港のみずほ銀行で、日本円からドルに両替しようと思ったが、行き先をイランと言ったら、両替は不可となってしまった。出国ゲートを通ってから、まだ2軒ほど両替屋があったが、混んでいたのでスルーしてしまったが、そちらで両替しておけばよかったと後悔(そこだったら、150円/ドルくらいで両替できた)。ドバイで、円→AED→ドルと両替したので、かなりレートが悪くなってしまった(160円/ドル)。
なお、イランでは、国際的なクレジットカードなどは使えないので、現地にてドル、ユーロから現地通貨に両替する必要がある。
ただ、カーペット屋などでは、カード情報をお店に伝えると、ドバイでカード決済をするという裏技を駆使するようなお店もあった(そのため、現金がなくても、高額商品が買える)。
シーラーズの闇両替:ショハダー広場から北西報告に伸びるザンド通りの北側沢山いる。(78~79万リアル/ドルくらい)
エスファハーンの闇両替:自然史博物館近くのセパー通りに沢山いた。(75~76万リアル/ドルくらい)
ヤズドの闇両替:町中では見かけず、マスジェデ・ジャーメ前のITTA(旅行会社)にお願いして両替してもらったが、レートは悪い(75万リアル/ドル)。宿のおにいさんに聞いたら、宿での両替だと70万/ドルと言っていたので、ヤズドでの両替は、一般的にレートが悪いと思われる。
テヘランの闇両替:バーザールのサブゼ広場に何人か居たが(80万リアル/ドルくらい)、バーザール内の両替屋のほうがレートがいい(83万リアル/ドルで両替したが、もっといいところがあるかも)。フェルドウスィー通りの両替屋にも行ったが、紙幣がないとかで断られてしまった。両替するなら、バーザールのほうの両替屋のほうがいいかも。
イランの通貨単位は、イラン・リアルだが、日常的には、一桁切り下げたトマーンという単位を使う(1万リアル=1000トマーン)。ただ、お店やタクシーなどで、電卓で数値を示してくれるときは、100万リアルなら「100」と表示されることが多かったかと思う。それにしても、ゼロが多くて、わけわからなくなってくる。イランでの旅費(航空券除く、2人分)
ドルからリアルへの両替分:400ドル
ドル払い分(宿、土産物代など):125ドル
リアルの残金:2200万リアル(≒27ドル)
そのため、今回のイランでの使用額:498ドル
ドバイでは、宿泊代+飲み物+交通費くらいしかお金を使わず。マニラでも、空港内でスタバで飲み物を買ったくらいなので省略。入場料
チケットを発行してくれるところもあれば、そうでないところもあり。門番のポケットに入っているところも結構多いと思われる、、、一般的に、外国人料金が設定されていて、イラン人向け料金とはかなりの差がある。あと、ゾロアスター教系は、内容に対して入場料が高め。
(シーラーズ)
ナーレンジェスターネ・カヴァーム庭園:400万リアル/人
マジェデ・ナスィーロル・モスク(通称ピンクモスク):閉まっていて入れず
マドラセイェ・ハーン:200万リアル/人
シャー・チェラーグ廟(パスポート持参しておらず入れず):タダ
ペルセポリス(世界遺産):350万リアル/人
エラム庭園(世界遺産):400万リアル/人
(エスファハーン)
マスジェデ・ジャーメ(世界遺産):250万リアル/人
ヴァーンク教会:220万リアル/人
アーリー・ガープー宮殿(世界遺産):250万リアル/人
マスジェデ・エマーム(世界遺産):250万リアル/人
マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー(世界遺産):250万リアル/人
(ヤズド)
Mehrizゲート貯水槽:150万リアル/人
アーテシュキャデ(ゾロアスター教寺院):350万リアル/人
ドラウト・アーバード庭園:300万リアル/人
カラナークの古城:200万リアル/人(ツアーで訪問)
チャクチャク(ゾロアスター教寺院):300万リアル/人(ツアーで訪問)
メイボッドの古城:150万リアル/人(ツアーで訪問)
メイボッドの鳩小屋:200万リアル/人(ツアーで訪問)
(テヘラン)
ゴレスターン宮殿のタラーレ・アスリ(世界遺産):500万リアル/人(ベース料金が250万リアルで入る入る博物館の数に応じて課金される)
旧アメリカ大使館:200万リアル/人
イラン国立博物館:400万リアル/人
航空券
航空券(以下金額は、2人分)
フィリピン航空(東京~マニラ~ドバイ往復)
運賃:141,840円
税金・手数料:92,660円
Trip Coins :-1,117円
合計:233,383円
※Trip.comで、2025/1/22に購入。
Fry dubai(4/27:ドバイ→シーラーズ)
323.25ドル(約45,164円)
※Fly dubaiの正規ウェブサイトで、2025/4/17に購入。国内線は、時期が近づいたほうが安価になった。
Fry dubai(5/5:テヘラン→ドバイ)
414.27ドル(約57,881円)
※Fly dubaiの正規ウェブサイトで、2025/4/19に購入。国内線は、時期が近づいたほうが安価になった。
航空券の合計は、336,428円/2人。バス
イランは交通費が非常に安価な上、3列シートで、前の席との幅も広く快適。インドなどのバスのように冷房がガンガン効いていて、寒いということもない。
(シーラーズ23:00→6:10エスファハーン)782万リアル/2人
(エスファハーン0:20→4:30ヤズド)556万リアル/2人(当初の予定は23:30発)
(ヤズド22:10→4:30テヘラン)1020万リアル/2人(当初の予定は22:00発)地下鉄
ICカードのようものを買っておらず(テヘランで買おうと思ったが買えず、、、)、毎回、窓口で現金を支払って乗っていたが、タダで乗せてもらったことも多かった。支払うときも料金は毎回バラバラだったので、正確な金額はいつも不明。だいたい10とか15万リアル/2人とか。
シーラーズは、コインを改札口に投入して乗るタイプ。エスファハーン、テヘランはQRコードの紙を改札口にかざして乗るタイプ。改札を出るときは、ノーチェックなので、料金は一律なのかもしれない。
ビザ・SIMカードその他
観光ビザ(イラン)
観光ビザ免除(滞在期間:年二回、15日間滞在可能)
ただし、ビザの有効期間は延長できない。観光ビザ(アラブ首長国連邦)
ドバイ国際空港からUAEに入国する日本旅券所持者に対しては、入国日から起算して30日間滞在できる短期滞在査証(On Arrival Visa)に加え、10日間の出国猶予期間(Grace Period)が付与される。観光ビザ(フィリピン)
観光や商用目的で30日以内の滞在であれば、原則として不要。SIMカード(イラン)
ahamoのエリア適用外になるが、現地でSIMカードを調達することはせず、宿のWifiで、googleマップをダウンロードして、位置情報だけを使っていた。
現地でSIMカードを調達したなら、イランのsnappというアプリをダウンロードすることで、旅行は楽になると思う。snappを使えば、タクシーを安く捕まえるのが楽になる。ただ、聞いた話だど、SIMカードを買うのは結構大変で、イラン人のサポートが必要みたいだった。
https://snapp.ir/SIMカード(アラブ首長国連邦、フィリピン)
ahamoだと、そのまま使える。ちなみに、ドバイは入国時、SIMカードを貰える(使わなかったけど)。VPN
宿でネットに繋ぐにしても、インスタなどのメジャーなアプリは使えないので、スマホにOpenVPNのアプリを入れて、VPNゲートから設定ファイルをダウンロードさせてもらって利用。テヘランではそこそこつながったが、ヤズドやエスファハーンでは、なんだか不安定な感じだった。
https://www.vpngate.net/ja/
現地の人も、みんなVPNに接続して、インスタを使っていた。現地では、インスタが流行っているようで、インスタのアカウントをよく聞かれた。保険
全ての外国人は、イランに入国する際、保険に加入している必要があるとのことなので、保険に入っていったが、少なくとも、シーラーズからイランに入国する際、確認されることはまったくなかった。不要な気がする。
https://japan.mfa.gov.ir/jp/generalcategoryservices/10528
追記
服装
この時期のイランは温かいので、ヒートテック(薄手)を持っていったが不要だった。Tシャツの上の一枚羽織るもの、薄手のズボン、サンダル、帽子があれば十分。また、他のアジアの国のようにバスの中が極端に寒いということもなく、快適な夜行バスの移動を楽しめた。
女性は、髪を隠すスカーフ等は必須。イラン女性で、髪を出している人は結構居たけど。モスクによっては、全身を覆うスカーフを貸し出してくれる。食事(食堂)
イランの人の夕食は、果物などの軽食で済ますことが多いらしく、夜、行けるような食堂はすくなかった(イラン人向けの食堂があることはあったが、閉まるのも早く、昼間観光で動いていると、そのような店に入れない)。そのため、夜遅くまで開いているハンバーガー・ピザのお店で夕食を済ますことも多かった(でも、イランのハンバーガー、ピザは大きくて、サクサクで、美味しい)。ちなみに、コーラやペプシは売っているが、マクドナルドはないと思う。
昼間は、観光で、いろいろと歩き回っているので、食事するような時間はあまりなく、食に関しては、いろいろと楽しむことはできなかった。チン・チャン・チョン(ching chang chong)
テヘランでは、アジア人が珍しいためか、「ハロー」や「ニーハオ」と声をかけられることが多いが、田舎のほうだと「チン・チャン・チョン」とすれ違いざまに言われることが多い。蔑称で使っているわけでないと思っているが、、、はて、どうなんだろう。イランへの観光客
ロシア人、中国人が多い。ベトナム人夫妻がヤズドの宿で一緒だったが、アジアや欧米などからの旅行者は珍しい。日本人は、5組も見なかったかな。イランの清潔度
テヘラン以外の町は、日本以上にきれい。大地を汚さないゾロアスター教の影響なのか、掃除をしっかりして、落ちているゴミが極めて少ない。地下鉄も、バスターミナルも、宿も、どこも綺麗だった。
テヘランの町については、多くの人が集まってきているというのもあるのだろうけど、他のアジアの国の都市と変わらない感じ。整形
鼻の整形をしている人が多い。鼻に白テープを貼っている人をちょくちょく見かけるが、それは手術後の人。800ドルでできるとのこと。レーシックも普及しているみたい。お酒、たばこ、香水
店には、当然、酒は売っておらず。ペプシ、7up、ミリンダ、ヨーグルトなどが並ぶ。
テヘランは、結構、たばこ吸っている人も多かった。吸い殻があちこちに落ちている。あと、香水屋が多い。犬、猫
ペルシャ猫の野良猫は、あちこちで見るが、犬は少ない。