エリア・国 | 東アジア (マカオ) |
宿泊地(宿) | マカオ1 (東京賓館) |
日付 | 2011/07/15(金) (1日目/4日間) |
旅行者 | ![]() |

成田から台北経由で香港へ
会社に行くのと同じ時間に家を出る。そして、いつもの旅行と同じようにスカイライナーで成田空港へ。

第2ターミナルのチェックインカウンターに行ってみると、すでに結構な人が並んでいたので、空港でダラダラするような時間的な余裕はなく、急いで93番の搭乗ゲートに向かう。
飛行機は予定通り9時40分に離陸。台北へ。席は後方から2列目。座席間隔は狭く、膝が当たる。隣の小柄な老夫婦も「この飛行機、狭いのね」という不満を述べるくらい狭かった。

でも、食事は美味しく(今まで、不味い思いをしたことはないけど)、台湾ビールとともに頂く。あとは、台北まで深夜特急を読んだり、ガイドブックを眺めたりしながら過ごす。機内は少々寒い。
台北から香港へ
台北についたのは12時20分。時差のことを完全に忘れていたものだから、香港行きの飛行機への乗り換え時間がないじゃん!と結構焦る。急いで、A6の乗り換えゲートに行ってみると、そこに示されていた時刻は腕時計より1時間早かった。
A6ゲートで一息ついていると、A3へのゲート変更の連絡が放送される。みんなについて、ぞろぞろと移動。広いA3ゲートで深夜特急とマカオの地図を比較したり、手持ちの残金を勘定したりしていた。

台北からの飛行機も順調。
香港到着

香港には、15時50分着。フェリー乗り場への案内看板に従って歩く。香港に入国するわけではないので、香港の入国カードへの記入は必要ない。
フェリーチケット販売所

空港内にあるフェリーチケット売り場で、エコノミー233ドルのチケットを購入。一時間に一本しか運行していないので、ちょうどタイミングが悪く、取れたチケットは17時発のもの。少々時間を持て余す。この間に3万円を両替。空港内ということもあり、レートは0.0923ドル/円と悪かった。
フェリー乗り場

チケット購入時、16時45分までにバースに行く様に言われたので、それに間に合うよう、チケット販売所裏から空港一階に降り、無人の列車でバースまで移動。この無人の列車は結構長い地下道をまっすぐ走る。
待合室は、日が差し込みやすい様に、空港と同じ様に全面ガラス張り。天気がイマイチよくないのは残念だが、ここから海原がよく見えた。ただ、ここからじゃ、マカオまでは見えないか。

No.5のバースで待つも、ここも同じように寒い。香港は、どこもかしこもエアコン効かせすぎ。
フェリーの内部

ボートは17時、時間通りに香港空港を出発。窓が曇っていて外を見ることができない。水しぶきが時折、窓に当たり、濃霧の中を走っているよう。乗り心地はというと、フワフワと空を飛んでいるのか、水上を走っているのか、よくわからず、気分がだんだん悪くなってくる。
船中では、マカオの入国カードが配られたので、気分が落ち着いたところを見計らって記入。
マカオ到着

18時マカオ着。イミグレの通過には5分もかからず。空港を出たところで、ホテルの出迎えの若いお姉ちゃんたちが数多くいて、ちょっとびっくり。こういうのは珍しい。
私は普通に、空港を出たところのタクシー乗り場からセナド広場までへ連れて行ってもらう。

マカオ・パイサをまったく持っていなかったので、タクシーの支払い時、少々心配ではあったが、普通に香港ドルが使えた。それも1パイサ=1香港ドルの完全固定。マカオの中心に近づくにつれ渋滞が酷くなり、タクシーの運ちゃんも面倒くさそうだったので、セナド広場の手前でおろしてもらう。ここまで30ドル。
セドナ広場

タクシーを降りたところから新馬路を5分も歩かず、セナド広場に到着。ポルトガルの影響を受けた建物が立ち並ぶ広場で、それぞれの建物の色彩が鮮やかでいい。
東京賓館に泊まる

新馬路の奥の安宿街をちょっと回って、東京賓館に泊まることにした。まぁ、そういう賓館が多い中、ここは至って普通。一泊260ドルで、休日前は値上がりし290ドル。エアコン、トイレ、シャワー付き。あとは、陽気なおじさんも付いてくる。東京とあるからには、日本に関係のあるような人が運営しているのかと思ったけど、その辺の確認は出来ず。中国語オンリーではそこまでの会話はできないこともあり。

電話中の主人。結構、忙しそうにしていた。鏡に写っているね、私も。
散策

部屋に荷物を置いた後、顔を洗って、散歩。まずは宿の周辺。夕食の時間帯なので、食堂も探すがやっぱり中華料理屋には一人では入りにくい。

それほど、腹が減っているわけでもないので、一度、部屋に戻り、長ズボン、靴に履き替え(サンダルではカジノに入れない)、リスボアへ。途中のセドナ広場にマクドナルドがあったので、ここで安易にビックマックを食すことにした。飲み物、ポテトはLサイズで、20ドル。物価水準から考えると、ちょっと安い様な気がする(中国本土より安いそうな気がする)。
民政総署

セドナ広場向かいにある民政総署。今は地方自治局として使われており、小さな図書館は見学できる。
リスボア
マクドナルドを出ると、外は雨。みんな雨宿りをしている。リスボアまでは屋根が続いているところが多いので、できるだけその下を通り、濡れないよう歩く。

最初に入ったのは手前側にある新しいグランドリスボア。建物の中に入ると、リスボアのオーナーのスタンレー・ホーが買い戻した円明園の噴水の装飾品が飾られていた(レプリカかな?)。その装飾品の裏側にあるセキュリティーゲートを潜ってカジノへ。

カジノへのゲートを潜るとき、かばんにカメラが入っていたので、ゲートを潜るたびに「ピッ」とか音がなるが、止められることは一度もなかったし、止める気もないようであった。
(カジノで、、カジノ内の写真はなし。)
広いカジノ会場の高い天井には、監視カメラがすごい数並んでいた。1mおきくらいにあるといっても大げさではない。そして、大広間には数えきれないほどのゲームの台があり、その周りを、またすごい数の人が取り囲んでいる。部屋の真ん中は「大小」「バカラ」などの台があり、部屋の隅のほうにスロットマシーンがあった。一方で、ガイドブックに書いてあったファンタンというマカオ独特のゲームというものは見当たらなかった。
グランドリスボアとリスボアは、地下道、高架でつながっていたのでリスボアの方にも行ってみた。グランドリスボアに比べて天井は低いが、こちらの円形の会場のほうが、ちょっと薄暗く歴史を感じる舞台だった。タバコの煙が漂う雰囲気もカジノには合う。大小の台を中心に見て回ったけど、人の多い台は10人くらいが張り付いている。一方、そうでないところにはほとんど人がいない。その違いは結構はっきりとしていた。どうも、出目が偏っているところのほうに人は集まるようだ。
大小のゲームのスタートの仕方が理解できたところで挑戦。ディーラーに500ドル札を渡し、黄色い円形のチップ5枚を受け取るところから始まる。この黄色い1枚のチップが100香港ドルに相当する。50香港ドルのものは、青色だったし、1000香港ドルのものは、黒っぽかった。チップに金額が記載されてはいるが、色ですぐに分かるようになっている。
ビギナーズラックなのか、最初の10回くらいは勝つことが多く、500香港ドルは、あっという間に1700香港ドルまで増えた。カジノの才能があるのかなとも思ったが、それをピークに以後は負けることが多くなり、結局持ち駒はゼロに。まぁこうなることは分かり切っていたことであるが・・・。
宿に帰る

23時を回ったし、チップがなくなったので、宿に戻ることにしたが、外に出てみると、かなり強い土砂降り。来た時なんかとは比べ物にならない。
グランドリスボアの入り口のところで、雨宿りをしながら、中途半端な英語で、マカオ人と話す。日本のコインをと言われたので、その交換などをしていた。

雨が弱くなってきたところで、駆け足で宿に戻る。帰り際、近くの食堂でビール(7ドル)と水(5ドル)を買い込んむ。
シャワーを浴び、洗濯をし、ベッドに寝転びながら、ビールを片手に一息ついていると、いつの間にか寝入ってしまった。