スラウェシ島(タナトラジャ)

エリア・国東南アジア (インドネシア)
宿泊地(宿)ランテパオ (WISMA MARIA Ⅰ)
日付2013/08/30(水) (3日目/8日間)
旅行者

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タナトラジャ散策(レモ、ロンダ、ケテケス)

昨日、観光案内所で今日は隣町のボルで水牛マーケットが開かれると聞いていた。ただ、宿の人は今日ではないと言う。どちらが正しいか分からないので、取りあえず朝から行ってみる。

宿の朝食。量は少ないが、見た目そこそこ豪華。

メインストリートの交差点でボル行きのペテペテに乗り、10数分でボルに到着(4000ルピア)。

ボルには大きな市場がある。これは市場の外観。この中に野菜、果物、魚、衣服、雑貨等々の100軒以上の店がひしめきあっている。

市場の雑貨屋。売り物なのか店番の暇つぶし用なのか、液晶テレビも置いてある。

市場を散策し、水牛マーケットが開かれる広場に行ってみたが、水牛はいない・・・どうやら、観光案内所の情報が間違っていたみたいだ(それとも私が聞き間違えただけか?)。仕方なく一度ランテパオに戻り、ペテペテを乗り換えて、次の目的地レモに行く。

ランテパオ-マカレ間の幹線道路の途中にレモへと続く道の分岐点があり、そこにはこんな看板が建っている。レモ行きのペテペテはなく、マカレ行きに乗り、ここで降ろされることになる(あらかじめ運転手にレモへ行きたい旨を伝えておくとよい)。料金は5000ルピア。ここからレモまでは900m、徒歩10数分程の距離。

レモの入口。まずはトンコナンハウスがお出迎え。

料金所で20000ルピアを支払い、お土産屋の並ぶ石段を下ると田畑が広がり、お墓となっている石の壁が見える。周りの開けた景色に遠く小さく石の壁が見えるだけで、正直、なんだこんなもんかという感じ。

お墓の石の壁に並べられたタウタウ人形。不気味というかユーモラスというか・・・

石の壁直下には登り坂の小道がさらに続いており、先に進む。

坂を登った先にもお墓となっている石の壁がある。

道はその先にも続いているので、さらに先に進む。

お土産のタウタウ人形用なのか、木を切るおじさんが。

インドネシアは、世界最大のイスラム教信者が多い国だが、タナトラジャにはキリスト教徒が多い。

お土産屋に置いてあったタウタウ人形。やっぱ不気味だ。

田んぼのほとりにタウタウ人形を彫る工房があった。主にお土産用だろう。

石の墓を遠くから眺めるとこんな感じ。

石壁のお墓の周りをグルッと一周した後、トンコナンハウスがある道に戻り、左に行くと、さっき歩いてきたペテペテが走る幹線道路だが、右に行き、その先まで散策。数100m先に集落があり、葬儀(ランブソロ)が行われている。

豚をバーナーで焼いている。

私が着いた時には既に水牛の解体が終盤にきていた。昨日見学した葬儀よりは小規模の葬儀で、犠牲となった水牛は5頭くらい。

豚の丸焼き。昨日はあまり見かけなかった豚が何頭も生贄になっていた。

豚肉、葉っぱ、唐辛子を豚の血でなじむようにこねくり回している。

約1時間、主に豚の解体作業を見学。お土産は持って行ってなかったが、特に催促されることもなく、普通に見学できた。
来た道を戻り、幹線道路で流しのペテペテを捕まえ、次の目的地ロンダに向かう。ロンダも直通はなく、ロンダへの分岐付近で降ろしてもらう(料金は3000ルピア)。

ロンダへの分岐点の手前(マカレ側)には立派な屋根付きの橋がかかっている。渡ろうとしたが、人家みたいところを通らねばならず、渡れなかった。

12:00過ぎだったので、橋の架かっているすぐそばの小さな食堂で昼食。煮魚13000ルピア、白飯5000ルピア。

ロンダへの分岐点。看板には1.7KMの表示。

徒歩30分程度でロンダの入口に到着。入場料は20000ルピア。

入口からお土産屋が並ぶ小さな広場を100mくらい進むと左下へ下りる階段がある、その階段を下り、数分歩くとお墓がある。

お墓の外観。近くに寄ると、人骨がその辺に無造作に転がっていたりする。

こんな感じで、木組みの上に野ざらし状態の棺桶が積まれている。

ここには洞窟があり、中に入ることができる。電灯はなく中は真っ暗だが、私はあらかじめヘッドライトを持ってきていたので、洞窟の中を歩いてみる。

洞窟の入口付近には棺桶やしゃれこうべが何個も置かれている。

洞窟内のしゃれこうべ。お供え物なのか何本ものタバコが口にくわえるようにはさまっている。

洞窟の奥の方は鍾乳洞になっていて、コウモリも生息している。

ランタンを持った地元ガイドに洞窟の中を案内してもらうこともできる。料金は聞かなかった。

ロンダから幹線道路に戻る途中に出会った子供達。ペンをせがまれるが、しつこくはない。

幹線道路に戻り、次はケテケスへ。ますはランテパオ行きのペテペテを拾い、ケテケスへの分岐点で降りる(3000ルピア)。ここで、さらにケテケス方面行きのペテペテに乗り換えて、ケテケスの集落入口で途中下車(2000ルピア)。

マカレ-ランテパオ間の幹線道路のケテケスへの分岐点。白い水牛の像が目印。

ケテケスの集落遠望。なかなか雰囲気のいい集落だ。

集落の手前の料金所で入場料の20000ルピアを払い、いざ集落へ。屋根に草が生えた、味のあるトンコナンハウスが通りを挟んだ両側に何軒も建っている。

柱には、30本近くの水牛の角が飾られている。

ザ・ケテケスといった見事なトンコナンハウス。

草のびっしり生えた屋根。

観光客が多く来るので、トンコナンハウスが立ち並ぶ一角では、お土産用の彫刻を実演販売している。

トンコナンハウスは地元の人と牛の?憩いの場でもある。

トンコナンハウスが立ち並ぶ場所からさらに奥に進むと立派なお墓がある。

さらにその先の階段を登っていくと、ロンダのように岩壁に棺桶が何体も架かっている。道の端にも朽ちた棺桶などが置かれており、人骨も所々に散らばっている。

坂を登り切って進んだ先には洞窟があり、ここにも棺桶が。

ケテケスの集落を後にし、先程ペテペテを降りた道で、流しのランテパオ行きのペテペテを拾う。直行で3000ルピア。

ランテパオのメインロード。この道路沿いにスーパーがあり、滞在中、飲食料の購入に重宝した。

リタ社のオフィスで帰りのバスチケットを購入。9月3日の9:00発のバスを予約。料金は120000ルピア。復路はランテパオではなくマカレから乗る。

宿の近くの広場ではコンサートが行われている。しかし、しばらく見学しているとただのコンサートではないようだ。キリスト教の集会のようで、横断幕には「PRAY FOR TORAJA」の文字が。そのうちにお祈りがはじまったりする。

学生らしき若者の集団が目に付いた。

中には泣いている者もいる。こんな光景を見て信者ではない私は、なんか新興宗教の集会みたいで、引いてしまう。

夕食は、名物料理のパピオン(55000ルピア)。この料理、数時間かかるようで、実は昨日、出来上がりの時間を予約しておいた。この他に白飯(10000ルピア)、パッションフルーツ・ジュース(13000ルピア)、ファンタ・ストベリー(8000ルピア)を注文。

パピオン。竹の筒の中に、肉や野菜がぎっしり入っている。

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