コンスキ峠トレッキング

エリア・国南アジア (インド)
宿泊地(宿)ファンジラ ()
日付2009/10/05(土) (3日目/9日間)
旅行者

HOME | 概要 デリー空港 ラマユル ファンジラ コンスキ峠手前でテント スムダ・チェンモ スムダ・ド レー レー→デリー→成田

ラマユルを出発

7時に起きて、ちょっと外を歩く。昨日の天気とは打って変わって、晴天。全くのトレッキング日和。

屋上にも上がってみたが、天気が良いので気持ちが良い。屋上から見たラマユルゴンパ。

8時から朝食。少年がオムレツを作ってくれる。

メニューはオムレツとチャパティ2枚。これで十分。外のほうが気持ちがいいので、朝食は外のテーブルで頂いた。

出発の準備をしようと部屋に戻ると、私の部屋の前の祈祷室でおばあさんが朝のお祈りの最中であった。

宿の支払いは350ルピー(部屋代200ルピー、食事150ルピー)。

トレッキング開始

フランス人2人に「先に行くよ」と声を掛け出発。ちょうど9時。ドラゴンゲストハウスを出てから、通りを横切って川までそのまま降りていく。そこから、水量の少ない川に沿って下っていく。

後ろを振り返ると、丘の上にラマユルゴンパがそびえているのが見える。やはり、昨日の曇り空の中のゴンパよりは、こういう晴天の中のゴンパのほうが美しい。

川の脇を下っていくと、右手にチョルテンが立っているのが見える。ここから右手に折れ峠を目指すことになる。

チョルテンからゴンパ方向を振り返ってみた。

また、ゴンパと反対方向には、山が融けたような風景が見られる。

プリンキティ峠へ

チョルテンからは狭い谷を登っていく。波打った谷。一応、道は付いているのでどこを歩けばいいのかは分かるが、時々分かれ道があって、判断に迷う。

後ろを振り返れば、谷の底に木々が生い茂っている印象的な風景が広がる。

道を歩いていると、正面に急坂の道が見える。「あそこを登らないと行けないのかぁ・・・いやだなぁ。」と思ったけど、正しい道は、あの急坂の手前で左側に折れる狭い谷の中。

正解はこちら。ここから狭い谷の中を進む。

谷の中を少し進むと、そこから扇状地の上に出る道が現れるので、そこを登る。そうすると峠が遠くに見えるようになる。あの凹んだところが峠。

プリンキティ峠

峠が目の前に迫ってきた。

10時20分時、峠に到着。ラマユルを出てから1時間20分。

登ってきた道を振り返ると褐色の山々が広がっているのが分かる。

峠を下る

狭い峠で少々休んだのち、吸い込まれるように、ガレた谷を降りる。今まで登ってきた坂よりも急で、勢いを止めるのが大変。

谷を下っていると、ときどき、石がころころと崖の上から転がってくる。崖の上をよくよく見てみると、鹿がこちらを覗きこんでいた。

また、狭い谷を通っていると、子牛一頭の死体が転がっていた。今まで、何回もこういうものと対面はしてきたけど、いつになっても慣れない。

峠からの道はだんだんと広くなってきて、最終的にジープ道にぶつかる。そこから左へ折れる。

そのT字路には3連チョルテンがある。

途中から川の脇を歩く。正面の丘の上にはワンラゴンパが見える。懐かしい。

ワンラ到着

ワンラまであともうちょっと。

ワンラ到着。ちょうど12時なので、ラマユルを出てから3時間の短いトレッキング。

通りに面したところにいくつか新しい建物が建っていたけど、2003年にお茶を飲ませてもらった家はそのままそこにあった。私が到着したときは、だれもいなかったので、近くにいたおじさんに家の人を探してもらった。

家のまで少し待っていると、ここのお母さんが訝しげな顔つきで来てくれた。2003年当時の写真を見せると、当時を思い出したように、家にあげてくれてお茶とお菓子をごちそうしてくれた。

部屋の中は、当時と全然変わっていない。また、次回来た時にということで、また写真を撮らせてもらった。

この写真は2003年当時のものであるが、お父さんはカルシへ仕事へ。一番上の子供はレーの学校へ、その他の子供たちはワンラの学校へ行っていて、お母さんしかいなかった。赤い帽子の少女も今ではお母さんと同じくらいの身長だとのこと。

30分ほどお邪魔したのち、家の前にザックだけ置かせてもらって、ゴンパに行ってみることに。

ワンラゴンパへ

通りからゴンパへ続く急坂を上がり、ワンラゴンパへ。人影がない。ゴンパも閉じていて、ゴンパの周りをぐるぐる回るだけ。

印象的な風景。ここからの見た風景の写真はロンプラの表紙にもなったことがある。

今にも崩れ落ちそうな城跡。ゴンパから目と鼻の先なので、頑張れば行けない事もないだろうが、怪我してもしょうがないので、ここから眺めるだけ。

ゴンパから見たファンジラ方面。これから進む方向。

今まで歩いてきた方面。

ゴンパから降りる。

ファンジラに向けて出発

13時、ファンジラに向けて出発。

舗装された道を歩く。

景色はすばらしいのだが、舗装された道路歩きなので、雰囲気はいまいち。

ファンジラまで4km。あと、1時間くらいか。

ずっと、川の左側を歩く。

車がほとんど走らない道路。結局、私が歩いている間にであったのは1台だけ。

ファンジラ到着

15時、ファンジラ到着。ラマユルから6時間。これで今日のトレッキングは終了。

ファンジラは小さな村で、この村にあるゲストハウスは1軒のみ。ホームステイのできる家はない。レストランの看板を掲げているところはいくつかあったが、シーズンオフのためか、やっているところはなかった。(いろいろ聞き回ったが、私が訪れた時、泊れる場所はここだけであった。)

宿についたのち、太陽が出ている間に、髪を洗おうと、宿でお湯をもらい、川まで降りて洗髪する。それから、日差しが強くてあまり出歩きたくもなかったが、部屋にいてもしょうがないので、村の中を散歩。

山羊飼い。

ザンスカール方面とヒンジュ方面に分かれる交通の要所だとは思われるが、なんだかさみしい村である。写真の左側の谷を進むとザンスカール。右側の谷を行くとワンラに着く。

自転車の空気入れに水を入れて、水鉄砲のようにして遊ぶのが流行っているのか?

村の中を散歩していると、ワンラで同じ宿に泊まっていたフランス人2人がやっと来た。私が途中途中、地面に矢印を書いてやっていたのに、かなり迷ったらしい。

道路から一段降りたところが、私たちの食堂&休憩所。道から丸見え。

18時から夕食。現在、作成中。。。

ジャガイモとご飯。結構イケた。

夕食後は、フランス人2人が私の部屋にきて、地図を写しながらのおしゃべりタイム。「それにしても、君たち準備不足だよー。」

HOME | 概要 デリー空港 ラマユル ファンジラ コンスキ峠手前でテント スムダ・チェンモ スムダ・ド レー レー→デリー→成田

コメント

お名前:
0文字(最大100文字)半角英数字だけの投稿は出来ません。

関連旅行記録

  • トロンパス越えトレッキング

    アンナプルナのナヤプルからムクティナートへ続くルートのトレッキングは2004年に経験した。その時見た広大な風景の素晴らしさを忘れることができず、当時は、時間的な制約から行くことができなかったムクティナ...

    2010/12/28~2011/01/10
  • エベレスト街道

    以前から行きたいと思っていたカラパタールまでのエベレスト街道。テレビや本などでは、何度も目にしていた場所ではあったけど、やはり自分の目で見て、歩いてみたかった。ここのトレッキングルートは距離が長く、あ...

    2008/12/20~2009/01/04
  • キナウル

    4年前にキナウル・スピティのエリアには行ったことがあったが、そのときはスピティを旅行の中心に据えていたため、キナウルはほぼ通過に近い状態であった。そのため、今回改めて、そのときに行くことが出来なったキ...

    2009/04/25~2009/05/06
  • マルハ谷トレッキング

    3度目のラダック。次に行くならマルハ谷トレッキングをしようと思っていたところ、時間的にも余裕があったので今回挑戦してみた。トレッキングのシーズンはほぼ終わりで、そのような時期的なものものもあったのかも...

    2008/10/11~2008/10/21
  • シッキム

    以前から行きたかったブータンとネパールに挟まれたシッキムというところ。日本のG.W.に当たる時期はプレモンスーンとなり、少々雨に降られるけど、要所要所では晴天に恵まれ、西シッキム滞在時はカンチェンジュ...

    2008/04/25~2008/05/05
  • 下ラダックトレッキング

    2003年にラダックを2ヶ月弱に渡って楽しんできたが、今回は前回行きそびれたところをゆっくりと歩きながら旅行しようと思って企画した。年末年始の休みは限られているため、面白そうな村が集まっていそうな狭い...

    2006/12/23~2007/01/03
  • ランタントレッキング

    今回選んだのはネパールのランタントレッキング。実はこのエリアのトレッキングを5年前に行っているのだけれど、当時は雨季であったため山はあまり望めず、さらには初!高山病でボロボロ(高山病にかかっていること...

    2005/12/29~2006/01/09
  • スピティ・キナウル

    ...

    2005/04/29~2005/05/10
  • アンナプルナトレッキング

    今回の旅行の目的は前回のインド旅行に引き続きヒマラヤの山々を眺めてくること。幸いにも会社を2週間休めたこともあり、少なくても2週間無いといけないような場所の候補をロンプラのトレッキングのガイドブックの...

    2004/12/23~2005/01/05
  • ウッタラカンド、ジョシマス、バドリナース

    今回の旅行の目的はヒマラヤの山々を眺めてくること。出発の1ヶ月前くらいから地図を買ったりして旅行先のルート確認などをやっていた。今回もトレッキングを行い雪を被った神々しい山々を身近に眺めようと思ったけ...

    2004/09/17~2004/09/26
  • フンザ

    今回のG.W.はまとまった休みが取れたので、行きたいところリストの上位にあったパキスタン・フンザに行くことにした。ヒマラヤ山脈周辺好きとしてはここに行ったことがないのは片手落ち。 ただ、目的地のフン...

    2011/04/29~2011/05/09
  • ウッタラカンド,ガンゴートリ,ゴームク (ガンジス川源流)

    ガンジス川の源頭部を祀ったヒンドゥー教の聖地ゴームク。子供の頃にTVで見て以来憧れの場所だったのだが歩き方にも載らないほど辺鄙なヒマラヤ山中、夏はモンスーンで山中の道路が崩壊し10月半ばを過ぎると雪に...

    2011/04/30~2011/05/08
  • ラダック

    ラダックは「小チベット」とも言われており、チベット文化圏のなかでもっとも西に位置している。前回行った中国・四川省はチベット文化圏の東の端となる。中国共産党政権下で文化の圧搾にあったチベット本土に対して...

    2003/02/27~2003/03/27
  • スリランカ

    今回のG.W.の休みが、それほど長くなかったため、この短い期間で楽しめそうと思いついたのが、この小さな島国。でも、調べてみて分かったことは、世界遺産や豊かな自然など見所があまりに多いこと。なかなか来る...

    2012/04/27~2012/05/06
  • コーチン、アレッピ、カニャークマリ、マハーバリプラム

    当初は、マナリからスピティ方面に行くつもりだったが、出発の一週間前になって、キングフィッシャーのクル(kulu)行きの飛行機がキャンセルに。それで、今まで行ったことのなかった南インドに行き先を急遽変更...

    2012/09/14~2012/09/23
  • アンナプルナ内院

    5年ぶりのネパール(5年前はカラパタールへトレッキング、バグタプル、ナガルコット観光)。今回のメインはアンナプルナ内院トレッキング。アンナプルナ・ベース・キャンプ(Annnapurna Base Ca...

    2013/12/21~2014/01/04
  • スリランカ

    8月9日から17日まで職場の夏休み。当初の計画は北アルプスの山登りだったが、台風が近付いており天気予報は雨。全国的に天気が悪そうなので、急遽、海外脱出を検討。いくつかの候補から、夏休みを丸々使えるフラ...

    2014/08/09~2014/08/17
  • タマンヘリテイジトレイル

    年末年始にネパールに行くことにはしたものの、時間的な余裕があまりなく、エベレスト方面やアンナプルナ方面に行くのは厳しそうだったので、ロンプラのガイドブックの中から、カトマンズからアクセスのしやすいラン...

    2014/12/26~2015/01/04
  • プーンヒルトレッキング

    4年ぶり7回目のネパール。当初、ランタン方面のゴサインクンドルートのトレッキングに行くつもりだったが、トレッキング初日に体調を崩したため、急遽、ルートをアンナプルナに変更した。ビレタンティからゴレパニ...

    2018/12/27~2019/01/07
^