エリア・国 | アフリカ (モロッコ) |
宿泊地(宿) | シェビ砂漠内 (ノマド(遊牧民)のテント) |
日付 | 2011/12/31(金) (9日目/14日間) |
旅行者 |
HOME | 概要 成田→カサブランカ マラケシュ マラケシュ アイト・ベン・ハッドゥ グルミマ アメラグ Hassi Labiad ブラックデザート内 シェビ砂漠内 リッサニ→フェズ フェズ カサブランカ→ドーハ ドーハ→成田
2泊3日砂漠ツアー(2日目)
昨晩は20:00頃には就寝。毛布2枚(しかも大き目の毛布を2人で使用)に日本から持ってきたシュラフカバー、上着も着込んで寝る。私は寒くて寝られない程ではなかったが、寒がりな私の友人はなかなか寝付けなかったらしい。夜中、鶏の鳴き声で目を覚ますが、時計を見たらまだ23:00過ぎ。ここの鶏は時差ボケか(笑)。
朝6:30、目覚まし時計のアラームで起床。既に東の空は夜明けの訪れを告げている。気温-3℃、テント内は6℃。
昨日来た砂漠方面。砂丘の上の方が茜色に染まりだした。日の出の時間だ。
7:20、テーブルマウンテンの端の方から太陽が顔を出した。
家畜のヤギもメエメエ鳴きながら活発に動き出した。
そこら辺を散策しているうちに、いつの間にかに、昨晩はいなくなっていたラクダが戻ってきていた。
広大なブラックデザート。トイレはない。こんな感じだから大便と女性は大変。数分歩いたところに茂みがあるので、そこで用を足すことになる。
ヤギさん朝食中。ご飯はここでもらえるからか、放し飼いにしていても遠くに行くことはない。
8:30出発。元来た道・・・はないから方角をラクダに揺られ進んでいく。ラクダの乗り方にも慣れ、またいで乗るだけでは疲れるので、横向きに座ってみたり、あぐらをかいてストレッチをしたりと姿勢を変えながら乗る。
Widerness Lodge宿泊者様ご一行。世界一人旅3人、夫婦で世界旅行2人、冬休みの短期旅行者3名。
砂漠の景色にも慣れてきて、シャッターを押す回数は減ってきたが、それでも、いい景色があちこちにある。
1時間半ラクダに揺られ、登りが多くなってきたポイントで徒歩タイム。登りこそラクダに乗ってラクしたいのに、これじゃあ、ラクダにラクをさせている感じ。
ここでも寄り道。まっさらな砂漠を歩き、振り返り自分の足跡を見ると、この広大な砂漠の中に自分だけの存在を示したようで、何ともいえぬ満足感が心の内に広がる。
45分歩き、再びラクダに乗る。
再びラクダに乗って35分経った11:20、今日の宿泊地に到着。一番高い砂丘に登り2011年最後の日の入りと2012年の初日の出を見ることになる。
周辺はテント村になっている。昨晩は我々しかツアー客はいなかったが、ここはかなりのツアー客が泊まる、定番の宿泊地になっているようだ。すぐ向こうには砂丘が壁のように立ちはだかる。
昼食に出たモロカンサラダ。モロカンサラダはここ以外にも何度か食べたが、ここのは珍しく魚が入っており、味付けもよかった。
我々がテント内で昼食をとっていると、少女がおもむろにラクダの人形を砂漠の上に並べ始めた。我々に向かって声を掛けることもなく、人形を並べた後、じっとしている。数分して、誰も買わないのを悟ったか、静かに店じまいをして帰っていった。
我々のテントにはなかったが、中には太陽電池が設置されているテントもある。これで夜に明かりをつけるのだろう。
時間がたっぷりあるので、テントの裏にある小高い砂丘に登ってみる。なかなかの景色だ。次はあの大砂丘(砂丘というより山か)へ登ることにする。
大砂丘を登っている途中で振り返る。さっき登った小高い砂丘が眼下に見える。その手前の砂丘の峠をラクダの一行が越えていくところだ。
大砂丘の頂上へは、尾根を忠実に登っていく。多くの人が歩いているので、しっかりトレースがついている。
写真は、登ってきた方面を振り返ったところ。左下にテント村が見える。
こうして砂漠を見下ろすと、砂漠全体が巨大な風紋になっているのが分かる。さしずめ棚田のような光景だ。砂漠の向こうにはテーブルマウンテンが見える。
大砂丘の頂上からの風景。
昨日泊まったブラックデザートのテントは写真の左上方面。ブラックデザートまでは、左側のアップダウンの少ないコースを歩いた。
風の足跡。
砂漠の向こうにはブラックデザートの平地が広がり、そしてさらに向こうにアルジェリアとの国境となっているテーブルマウンテン。実は砂砂漠(すなさばく)はこの辺だけで、ブラックデザートのような礫砂漠の方が圧倒的に広大だ。
日が傾くにつれて、巨大な風紋の陰影がはっきりしてくる。
2011年最後の日の入りを見ようと、テントから標高差約150mの大砂丘の上には多くの人が集まった。
そして17:20、砂漠をオレンジ色に染めていた太陽が、遥か彼方の山の向こうに消えていった。
大砂丘を下りると、日本人旅行者の若者が持ってきていたサッカーボールを、数人で輪になって蹴る。そのうち、地元の子供が2人来て一緒に戯れる。すっかり暗くなったので私は途中で抜けたが、子供達は、我々にはボールが見えないくらい暗くなっても遊んでいた。
夕食に出たタジン料理(4人前)。上にのっているのはナス。中身はチキン。みんなでつついて食べる。
初日の出を見るため早めに就寝。ただ、23:50に目覚まし時計をセットし、新年は日本人旅行者数人とテントの外で迎えた。しかし、誰の時計が正しいか分からなかったので、カウントダウンはなく、なんとなく0:00を迎えたってことで軽く盛り上がった。直後に花火が上がる。といっても日本ではスーパーで買えるような、高さ5m程吹き上がる花火。日本人一同苦笑したことは言うまでもない。みんなで星空を見ながら、旅行者の一人がわざわざ年越しのために買ってきたモロッコワインをみんなで回し飲み。遠くのテントではドンチャン騒ぎをやっている中、我々は、しっとりと新年を迎え、明日に備えて就寝した。
HOME | 概要 成田→カサブランカ マラケシュ マラケシュ アイト・ベン・ハッドゥ グルミマ アメラグ Hassi Labiad ブラックデザート内 シェビ砂漠内 リッサニ→フェズ フェズ カサブランカ→ドーハ ドーハ→成田