エリア・国 | オセアニア (ニュージーランド) |
宿泊地(宿) | ミルフォード・サウンド (ミルフォード・サウンド・ロッジ(Milford Sound Lodge)) |
日付 | 2012/12/28(土) (7日目/13日間) |
旅行者 |
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ミルフォード・トラック・トレッキング4日目
いよいよミルフォード・トラック・トレッキングの最終日、サンドフライ・ポイントまで18km、標準時間は6時間。
15:00サンドフライ・ポイント発の船を予約しているが、時間に追われて歩くのは嫌なので、6時前に起床、朝食を食べて、6:30前には出発する(多分、誰よりも一番早く出発)。
5:50、東の空が茜色に染まっていた。
薄暗い樹林帯の道を快調に歩いて行く。途中、見晴らしのいい所で多少休憩。その後もあまり立ち止まらず歩き、7:45にガイドウォークの人達の休憩ポイントであるBoatshed Shelterに到着。その先には吊り橋があり、アーサー川の右岸から左岸へ渡る。
吊り橋からの展望。
吊り橋を渡って10分ちょっと歩くと、Bell RockとMackay Fallsの看板があり、立ち寄る。
まず、Bell Rockがあり、Look insideと書いてあるので、岩を下の隙間からもぐりこむと、岩の中に立ち上がっても余りある円錐状の縦の空洞ができていた(ライトがないと真っ暗で分からないかもしれない)。
Mackay Falls下流の流れ。岩には苔がびっしり。
近くにはカワウが岩の上に佇んでいた。
Mackay Falls。落差はそんなにない。数段の滝になっている。
Mackay Fallsから15分位歩くと、トレイルに覆いかぶさるように倒木が。葉っぱがまだ青々としているので、倒れてからそんなに日が経っていないものと思われる。
倒木があった場所から約1時間歩くと、アーサー川沿いの崖を登る坂に。坂を上がった展望地で30分休憩。ここで、これまで(おそらく)トップを歩いていたが、2人に抜かれる。
さらに約30分歩き、10:43、Giants Gate Fallsに着く。ここにはサンドフライ・ポイント方面からの日帰りトレッキングで来ている人達もいる。ここでもさらに30分休憩。
Giants Gate Fallsから、ちょろちょろ寄り道しながら1時間半かけて歩いて、12:45にゴールのサンドフライ・ポイントに到着。53.5km(33.5マイル)を歩きぬいた。
多雨地帯と聞いていたので、雨の中のトレッキングも覚悟していたが、4日間とも雨に降られずにすんだ。
ミルフォード・トラックゴールにある33.5マイルの標識。
予約した船の出航時刻は15:00だが、その前の船が14:00発だったので、13:40過ぎに迎えに来た船の係の人=船長に、その船に乗れるか聞いてみたらOKとのこと。
サンドフライ・ポイントの桟橋付近からミルフォード・サウンド方面。
正面の島の、海を挟んでその先にミルフォード・サウンドの港がある。ミルフォード・サウンド・クルーズは島の先の海の左方面を進む。
ミルフォード・サウンド・クルーズ
ミルフォード・サウンドの港に着いて、クルーズ会社のカウンターに掲げられた明日の天気予報を見てみると、雨らしい。出国前に、今晩泊まるミルフォード・サウンド・ロッジの予約と一緒に明日朝のクルーズを予約していた。前日のキャンセル料は100%。予約変更もできない。どうするか迷った結果、快晴ではないが、晴れている今日もクルーズに参加することにし、Southern Discoveries社の15:45発のEncounter Nature Cruise(小さめの船のクルーズ)を予約。出発まで時間がまだあるので、ミルフォード・サウンド・ロッジに荷物を置きにいくことにする。
ミルフォード・サウンド・ロッジまではちょうど定期運行の送迎バスがあったので、それを利用。チェックインし、荷物を置いて、また港まで戻るが、送迎バスがないので歩いて行くことに。集合時間までそんなに時間がないのでかなり速足で歩いたが、港まで20分位かかった。
港の近くの展望地にて。
日が当たっていないのと、雲が多く、ちょっと残念。
今回乗る船はこの船。
ミルフォード・サウンド・クルーズはSouthern Discoveriesの他にReal Journeys、Mitre Peak Cruises、Jucy Cruizeの4社が運航。
この景色がミルフォード・サウンドの代表的な景色だが、この時間は逆光気味。こちら側からの景色は午前中の方が良さそう。
世界を周っているような豪華客船も観光に来ているようだ。
船は狭い入江(といっても結構広いのだが)を、入江にそそり立つ岩壁沿いに時計回りで運航。ちょうど1時間で折り返し地点のタズマン海への出口に到着。
タズマン海への出口。この先の大洋への出口ギリギリまで進み、折り返す。
折り返して、来た方面に向かいまた戻る。
岩に寝そべるオットセイ。近くに寄って停まってくれる。
気持ちよく熟睡中。
Stirling Falls。
この後、しぶきがかかるくらい近くに寄っていく。
Stirlig Fallsのしぶきで虹の輪ができた。
いつの間にかに雲が取れ、天気も上々。やはり晴れている方が断然いい。
イルカにも遭遇。ここも近くに寄って、しばらく観察させてくれる。
Bowen Fallsが見えてくると、そろそろクルーズも終了。
17:50に帰港。パンフレットには3:45PMから2時間15分のクルーズと紹介されていたが、10分程短めだった。下船時間も入れて2時間15分ということか。
下船する乗客に手を振る船長。
港からミルフォード・サウンド・ロッジの方面に歩いていると、周辺の地図があり、この近くのBlue Duck Cafeの奥の方にMilford Lookout Trackがあることが分かり、行ってみることにする。
入口は簡単に見つかり(サザーランド夫妻の紹介をしている案内板の脇)、トレイルを登っていく。一旦下り、また登ると(おそらく)水道用タンクがある場所に辿り着く。この辺りからトレイルが分かりづらくなるが、赤テープが付いているので、それを頼りに踏み跡をドンドン登る。いつまで経っても展望台に着かず、いかにもほとんど歩かれていない感じなので、おかしいなと思うが、踏み跡と赤テープはさらに先へと続いている。途中で道に迷いながら30分位歩いたところで、とうとう踏み跡も赤テープもなくなり、やむなく戻る。登る時はひたすら前に進めばよかったが、下りはルートを間違えないよう慎重に下る。幸い、赤テープは短い間隔であるので、踏み跡がおぼつかなくても、何とかルートを間違わず歩けた。そして、先程通過した岩場によじ登ってみると展望が得られ、良好な景色を眺められた。
岩場からの風景。なかなかの展望だ。
マイターピーク(左の尖った山)が影になっているのが実に惜しい。
歩いたルートの一部はこんな感じ。下手すると道に迷うと思う。
水道用タンクを通過し、登り口までかなり近付いた所の左側に小広いスペースがあり、寄ってみると、なんとここがお目当ての展望台だった。登り口から数分の距離だと思う。後で、先程見た地図を確かめると、その程度の距離までがTrackのルートになっており、私が歩いたその先のルートは表示されていなかった。あの踏み跡と赤テープは何だったのか。一昔前はTrackとして紹介されていたのか。踏み跡の状態からすると、間違いなく、私同様、ここ最近も歩いた人が少なからずいるはずである。
こちらが地図でも紹介されていたMilford Lookout Trackの展望台からの景色。
マイター・ピークのズームアップ。
午前中の方が日の当たり具合はいいだろう。
Milford Lookout Trackへの寄り道で思いのほか時間かかってしまったが(この時点で19:30)、日の入り時刻は21:30頃なので、この先にあるMilford Foreshore Walkに寄ってから宿に帰ることにする。
Milford Foreshore Walkの展望地。
上の写真の右端の雪山(Mt.Pembroke)のズーム。
20:05にミルフォード・サウンド・ロッジに戻り、4日ぶりのシャワーを浴び、夕食を食べる。Blue Duck Cafeでも食事はできるが、荷物を減らすため、日本から持参したスパゲッティを調理した。
ミルフォード・サウンド・ロッジへの入口。
ミルフォード・サウンド・ロッジのキッチン。
ミルフォード・サウンド・ロッジから見えた山の夕景。
21:20過ぎ、日の入りの時間だが、ふと、ミルフォード・サウンドの夕景がどんなものか見てみたくなり、また先程のMilford Foreshore Walkまで行くことにする。小走りで急ぐが、途中で見えた西の空は既に夕焼けも終わろうとしている。
展望地に着く頃(21:40)には夕焼けもほとんど終わってしまった後だった。何人かの人達が、海岸の先の方に固まっているのが見えたので私も海岸に下り、そちらへ行ってみる。
立派な三脚を持っている人もおり、彼らもここからの夕景を狙っていたようだ。
太陽はこの写真の約90°左の方角に沈んだので、山自体はあまり赤く染まらないだろうが、条件が良ければ、上空の雲が夕焼けに染まり、波の穏やかな海面も赤く染まるはずだ。
三脚を立てたカメラマンがいた場所から西の方面を見る。
既に夕焼けは終わっているが、なるほど、ここで見る夕焼けは、さぞかし綺麗だったであろう。
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