エリア・国 | 南アジア (スリランカ) |
宿泊地(宿) | キャンディ (Mountain View) |
日付 | 2014/08/10(土) (2日目/9日間) |
旅行者 |
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コロンボからキャンディへ
7:00発のキャンディ行き列車に乗るため、6:00頃チェックアウト。
スリランカ国内の列車の時刻表は、スリランカ鉄道局のWEBサイトから確認可。
<a href=\"http://www.railway.gov.lk/web/index.php?lang=en\" target=\"_blank\">http://www.railway.gov.lk/web/index.php?lang=en</a>
フォート駅(右側)近くの歩道橋から。泊まったCrown Restは左側のカーブを曲がったちょっと先。
フォート駅でキャンディ行きの切符を購入。どこで買うのか分からず、改札近くにあった8番窓口にKANDYの文字が書いてあったのでそこに並ぶが別の窓口(窓口の番号を言われたが何番だったか忘れた)を案内された。できればファーストクラスかセカンドクラスの席が良かったが、売切れでサードクラス(180ルピー)の切符しか買えなかった。
フォート駅構内。ホームが何本かあるので、自分が乗る列車がどのホームから出るのかは要チェック(駅員に聞けば教えてもらえる)。
駅にある軽食屋でパンと水を買って、ホームのベンチに座って朝食をとりながら時間をつぶす。
キャンディ行きの列車。念のため、乗る前に駅員にキャンディ行きか確かめる。
列車は定刻通り7:00に出発。乗る人が多く、座席に座るのは諦め、扉のない出入口の展望スペースをゲット。出入口は階段状になっていて、床に腰かけると、背もたれはないが座席に座っているようにリラックスできる。座りっぱなしは疲れるので、疲れたら立ち上がってストレッチしたりもできる。
ここが今回の私の特等席。日本人の感覚では危ないかもしれないが、手すりも付いており、しっかり握っていれば、少々車両が揺れても振り落とされることはない。
展望180度。地元の人もこんな感じで乗っている。
しばらく平原を進んだ後、トンネルがいくつも続く山地を喘ぎながら抜け、キャンディには定刻(9:31)から約20分遅れの9:50に到着。
駅を出てからは特に客引きに声を掛けられることもなく、徒歩で予約していた宿へ。チェックイン後、宿に出入りしているスリーウィーラーのドライバーからペラヘラ祭りの観客席のチケット購入を持ちかけられるが、どこで見るのか分からず、8,000ルピーもするので断った。
駅前でおいしそうな色の茹でとうもろこしを売っていたので購入(50ルピー)。でも甘みはなく、ネチネチ感があって大しておいしくなかった。
キャンディ散策
宿の近くにグラウンドがあり、クリケットで遊ぶ青年達を見学。
中心街に出ると、ペラヘラ祭りのコースとなっている沿道では、まだ13:00前だというのに夜に始まる祭りの席取りが始まっていた。
私もペラヘラ祭りをいい場所で見たいが、彼らみたいに夜まで沿道でひたすら待つ気にはなれない。そこで、席を予約するのが確実な手段となる。たまたま声を掛けられたおじさんに付いて行くと、1階が靴屋の建物の3階が3m×5mくらいのベランダになっていて、そこにプラスチックのイスが所狭しと敷き詰められている。はじめ、一番後ろの席を8,000ルピーで薦められたが、立ち上がっても見通しが悪い席。最前列の席はいくらか尋ねると10,000ルピーとのこと。値切っても安くなることはなかったが、せっかく見るなら、見やすい席が良かったので、奮発して最前列の角の席を予約することにした。ただ、事前にお金を払うのだが、本当にこの席を確保してくれるのか半信半疑。そこで、紙切れに私の名前を書いてイスに貼り付けてもらった(それでも紙を剥されてしまえば何も証拠が残らないが、何もしないよりはまし)。
17:00には、ここに戻ってくるように言われ、それまでキャンディの街をブラブラ歩くことにする。
キャンディを代表するホテルのクイーンズ・ホテル。このホテルもペラヘラ祭りの観客席として開放されており、1階ベランダには予約席が並んでいた。他にも沿道の建物では同じように観客席としてのイスが至る所で並んでいた。
仏歯寺近くの花屋。仏様にお供えする花を売っている。仏歯寺は明日朝のプージャの時間に行く予定なので、今は行かない。
仏歯寺周辺を歩いていると、足を鎖でつながれた象がおり、しばらく観察。
この2頭は親子ではないようだが、鼻を使ってコミュニケーションをとっている。
木の枝を象に差し出すと、私に向かって鼻を伸ばしてくる。木の枝を鼻で巻き付けて持っていくが、その力はかなり強く、むしり取るといった感じ。
近くのお寺の敷地内には、至る所に象がいる。その数、数十頭。これらの象は、今夜のペラヘラ祭りに登場すると思われる。
象さんは地元の人にも大人気。この親子は餌やり体験をしている。
ユーモラスなポーズの象。この直前、近くに別の象がやってきたのだが、威嚇しているのか、鼻を巻き付け、その象に向かい身を乗り出している。
あちこちに象がいるお寺の境内では、スピーカーを使った僧の説教が行われており、熱心な信者が祈りを捧げている。
説教が終わり、僧院へ戻る僧に信者がお参りに訪れる。
こちらはペラヘラ祭りの場所取りをしていた親子。基本的にスリランカ人は旅人に対してフレンドリーに感じた。
ヤシの実の破片を使って象の体を洗っている。かなり力を入れてこすっているが、象は気持ちよさそうに寝っ転がっている。
象使いを背中に乗せた象が、ノッシノッシと洗い場にやってきた。
この象は、餌となる木を大量に運んでいる。
そして、こんな狭い寺の門をくぐって中に入っていく。
16:30、そろそろペラヘラ祭りの予約席へ戻ることにする。
キャンディ湖畔のクイーンズ・ホテル前の歩道は道路の高さより高くなっており、無料で祭りを見る人達の特等席。人がびっしりと集まっている。
私の予約した席のある建物(写真の右上)は、クイーンズ・ホテルから数100m駅方面に向かった所にあり、祭りのパレード隊は、クイーンズ・ホテル方面(写真の後方)から歩いてきて、この交差点で右折するらしい。
街はペラヘラ祭りを見に来た人達で溢れかえっている。
ペラヘラ祭り見学
17:00ちょっと過ぎ、予約席のある建物前に来ると、さっきの人が私に声を掛けてきて、席まで誘導してくれる。
予約した席からの展望。向こう側がクイーンズ・ホテル方面。
17:30過ぎにパレードの開始を告げると思われる象が通っていった。
しかし、ここからが長かった。いつまでたってもパレードが始まる気配はなく、パレード隊の第一陣がやってきたのは、なんと21:20頃になってからだった。
第一陣はファイアーダンス。これはなかなかの見物だ。
そして、白い電飾のお面を付けた象の1頭目が21:40過ぎに通過。その向こうからも次から次へと象がやってくるのが見える。象と象の間では、踊りや大道芸、音楽のパフォーマンスが行われ、賑やかに通りを歩いて行く。
夜空には地球に大接近したスーパームーン。
数十頭の象、数百人(千人以上いたか)のパフォーマーが通り過ぎ、このお輿を乗せた象がやってきたのが22:40過ぎ。このお輿には仏歯寺に奉納されている仏歯が乗せられているらしい。
これで祭りが終わりと思いきや、向こうには黄色い電飾の象の集団が続いてくる。
黄色い象を引き連れた一団は10頭程度で、通過にかかった時間も20分強。お輿を乗せた象までで1セットのようで、この後には青い電飾の象がやってくる。
座席から左前方の展望。
道路沿いではこんな風に祭りを見学している。
青の次は赤い象の集団が通過。
そして、また白い象の集団。
これが本当に最後の象。0:10過ぎに終了。見ごたえがあったが最後は飽きてきた。
パレードの最後尾には、パレードを見終えた観客の大群。これがすごかった。人が大河のように悠々と流れてくる。祭りもエキサイティングだったが、祭りのフィナーレを飾ったのは、この大群だった。この後、私も大群に加わったが、割と整然としていて恐怖感は全くなかった。人の流れの先にはバスターミナルがあり、各々の家路へ向かうバスを探して乗り込むようで、もちろんどのバスも満員でバスと人とで大渋滞が発生していた。私は、とある店でアイスクリームを食べて、宿へと帰った。
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