エリア・国 | 南アジア (スリランカ) |
宿泊地(宿) | ポロンナルワ (Samudra Guest House) |
日付 | 2014/08/12(土) (4日目/9日間) |
旅行者 |
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シーギリヤ散策
朝の6:00に起き、宿で朝食を食べて6:40頃出発。7:00から入場できるシーギリヤ・ロックまで歩く。「地球の歩き方」の地図をたよりにお堀に出たら時計回りに歩き、ちょうど7:00にチケット売り場に到着。前に数人並んでいた程度で、ほとんど並ばずしてチケットを買えた。
遺跡が点在する広い敷地内を、正面のシーギリヤ・ロックに向かって歩いていく。
シーギリヤ・ロック直下。岩の左に見える螺旋階段を登った先にシーギリヤ・レディの描かれた壁画がある。
7:20、シーギリヤ・レディへの壁画へのチェック・ポスト(チケット確認ポイント)に着いたが、まだ開いていないらしく、先に頂上に行ってから戻ってくるように言われる。ミラー・ウォールの続く細い通路を抜け、森林が広がる大平原を眺め、急な階段をハイペースで登り、途中、階段で掃き掃除をするおじちゃんに写真を撮ってもらい、7:24にはライオンの入口がある広場に到着。
ライオンの入口。ここまで一番乗りのようで、頂上へと登る階段に人影はない。
シーギリヤ・ロックの断崖絶壁には巨大な蜂の巣がある。一つ上の写真の階段が「く」の字になった部分の左の岩壁に横並びの黒い点々が見えるが、この一つ一つが蜂の巣。それをアップにした写真がこれ。巣を覆っている小さな粒々は全て蜂。度々、蜂が人を襲い、そのせいで頂上へ続く唯一のルートとなるこの階段がクローズされ、頂上に行けなくなるらしい。帰国日にコロンボから空港に向かうバスで会った日本人によると、ちょうどこの日の午後にクローズされ、彼は頂上に登れなかったとのこと。
ライオンの入口の広場で、後から登ってきた人に写真を撮ってもらう。写真を撮ってもらっているうちに、欧米系の少年に先を越されたが、ここまできたら頂上一番乗りしたい欲望にかられ、少年を追う。しかし、階段は狭く追い付いても追い抜けるスペースがない。程なく階段が二手に分かれ(おそらく登り用と下り用と交互通行するためのもの)、あっさりと少年を追い抜き、その後は独走状態。写真を撮りながら登る余裕も生まれる。
写真中央、石を彫って作られた昔の階段。この下は(上もだが)断崖絶壁。危険すぎて今この階段を登る人はいない。
分かりづらいが、左の鉄製の階段のさらに左にもう一つの鉄製の階段が見える。
シーギリヤ・ロックの崖を登り切った頂上付近の台地には遺跡が広がる。
写真を撮りながらも高速で登り、7:32頂上に到達。もちろん一番乗りだ。数分後、さっきの少年もやって来た。
頂上は王宮跡とのこと。王様になった気分で360°の展望をしばし独り占め。
入場口方面。さっき歩いてきた道が見える。
天空の遺跡はマチュピチュを彷彿させる場所もある。断崖絶壁のシーギリヤ・ロックの上に、よくもまあ、これだけの規模の街を造りだしたものだ。
大展望のいにしえの街をブラブラ歩く。
王宮跡(頂上)に戻ると、さっきライオンの入口下の階段で掃除をしていたおじちゃんがいる。次々と登ってくる観光客にここが一番高いポイントだと説明し、そこに立つよう促し、記念撮影をしてあげている。私は、どちらかというと写真を撮ってもらうより、彼の写真を撮りたかったので、リクエストして最高点で掃除をするおじちゃんの写真を撮らせてもらう。
8:15頂上台地を出発。ライオンの入口に戻ってくると、一昨日のペラヘラ祭りで会った日本人Kさんと再会。彼はこれから登るとのこと。Kさんも昨日の午後シーギリヤに着き、宿でレンタサイクルを借りてピドゥランガラの山頂で夕日を見て良かったとのこと。山頂から撮ったシーギリヤ・ロックのデジカメ画像を見せてもらい、私もこの場所に行ってみたくなる。Kさんは下山時に道に迷い、暗くなってきて遭難しかけたそうだが、この時間帯ならその心配はない。そこで、当初予定のなかったピドゥランガラへ行くことにする。
頂上付近から見たピドゥランガラの山。
来た道を戻り、ミラーウォールの手前でさらに下に続く階段がある(下山路)。しかし、私はまだシーギリヤ・レディを見ていないので、ミラーウォールの回廊を通り、さらに戻る。9:00前、シーギリヤ・レディへのチェックポストに戻ってきたが、順番待ちの列が続いている。ジリジリと前に進み、螺旋階段を登って、並び始めて10分位でシーギリヤ・レディとご対面。
螺旋階段を登り切り、壁画の描かれたゾーンに入ってすぐの壁画の保存状態が一番いい。よく写真などで見る壁画だ。近くの係員に頼めばレディをバックに写真を撮ってくれる。
シーギリヤ・レディの描かれた壁面。見学できるのは全長20m位か。
ミラーウォール(左の壁面)。少しだが壁面が光っている。
シーギリヤ・ロック直下にて。シーギリヤ・レディを見るために私が並び始めたのは、螺旋階段の10数m手前だったが、この時間(9:40)には、右端の階段まで人が並んでいる。
シーギリヤ・ロック出口からスリーウィーラーでピドゥランガラへ。ピドゥランガラから山を往復する時間は待機してもらい、そのまま宿まで送ってもらうために2時間貸切で交渉。高いと思ったが1200ルピーでお願いすることになった。ピドゥランガラの入口までは10分弱で到着。時刻は10:10。ドライバーがガイドしてくれるみたいだが、ガイド料を取られるだろうし、自分のペース(かなり高速)で歩きたかったのでお断り。11:30に戻ってくることを約束し、ドライバーにはここで待っていてもらう。
ピドゥランガラ入口の標識。ここにも規模は小さいながら石窟寺院がある。入場は有料(300ルピー)。
入口から少し登った所に石窟寺院があるが、狭い空間に涅槃像が鎮座している程度で、ダンブッラに比べるべくもない。他にもあるのか道が分岐になっているところを寄り道してみるが、小さなお堂みたいなのがあるだけで、大したことはない。時間がもったいないので、探索はやめて、登り道を汗が滴り落ちてくるくらいの高速ペースで登る。樹林帯の中の整備された石の階段をしばらく登ると、緩やかな斜面になり、少し開けた遺跡のような所に出て、先には10m位はある涅槃像の姿が。
涅槃像の先は明確な道がない。草地に踏み跡があるので、そこを進む。
草地の先は樹林帯の岩場の道になり、ルートが分かりづらくなる。そんなにアップダウンはないが、岩のトンネルをくぐったり、狭い岩場の隙間を進んだりしながら数分歩くと、前方へ進めなくなり、岩場を上へとよじ登る。よじ登った上方には樹林のない、見通しのよい岩場が続いており、その先が頂上であることを直感させる。
樹林帯を抜けた岩場。岩の表面にうっすらと下向きの矢印が書いてある。登る時はとにかく上へ上へ行けばどのルートを通っても頂上へ通じているが、下る先を間違えると、正しいルートに辿り着けない。登る時より下る時が要注意だ。
見通しの良い岩場に出て、ちょっと登った先が頂上。10:35着。
頂上付近にある巨大な丸い岩。
ここからの景色は最高。樹林が広がる大平原の中にシーギリヤ・ロックが見える。
シーギリヤ・ロックのズーム。ライオンの入口から頂上へと続く階段を登り下りする人達が見える。
一番高い場所は樹林が生えているが、この一帯は基本的に樹林のない、だだっ広い岩場なので、展望は抜群に良い。
あまりの展望の素晴らしさに長居したかったが、下で待ってもらっているスリーウィーラーのドライバーと11:30に戻ることを約束していたので、渋々11:15下山開始。
下りのルートを探すのに一苦労。なんとか正しいルートを見つけ、かなり飛ばして下山。11:28にドライバーの待つ入口に到着。そこから10分足らずで宿に到着。スリーウィーラーのドライバーの拘束時間は2時間の予定が1時間半。それでも2時間分の1200ルピーを払った。下山時刻を11:30ではなく、11:45にしておけばよかった。ちなみに宿の人によると2時間で1200ルピーは高過ぎとのこと。
宿をチェックアウト前に宿の一家と記念撮影。
シーギリヤからポロンナルワへ移動
次の目的地はポロンナルワ。宿の人にバス乗り場まで送ってもらった。バス乗り場は、宿から100m位先の幹線道路沿いにあった。
宿近くのバス乗り場(バスのマークの標識がある)。
バスに乗りイナマルワで下車(所要約20分、20ルピー)。下車地点の交差点から右(ハバナラ方面)へ少し歩いた所にポロンナルワ方面行きのバス停がある。ここで、Kさんと再会。彼もポロンナルワへ行くとのことで合流。
イナマルワにて。シーギリヤからのバスを降りる。
ポロンナルワ散策
イナマルワから1時間強でポロンナルワに到着(90ルピー)。降りた地点のすぐ近くにあるSamudra Guest Houseに14:00過ぎにチェックイン。私は夕方のミンネリヤ国立公園のエレファント・ギャザリング・サファリツアーに参加したく、宿のおばさんにお願いしたが、14:00出発が最終らしく、今日の参加は諦めざるを得なかった。そこで、翌日のツアーを予約し(この時点では早朝のツアーを予約したが、朝より夕方の方が象の群れを見られる確率が高いとのことで、この後に夕方のツアーに変更してもらった)、15:00過ぎにKさんと近くの食堂で遅い昼食(チキンフライドライス200ルピー)。昼食後はお互い別行動。私は近くの市場を散策。
あまり大きな市場ではないが、多くの地元民が買い物に訪れている。私はアボカドジュース(50ルピー)を購入した。
市場にて。地元の人と写真を撮って、見せてささやかな交流。
そして、犬とも交流?
パラークラマ・サムドラ(貯水池)近くの川で、網を使って漁をしている人がいたので見学。
小魚ばかりだが、かなり獲れるようだ。
通りがかりの工房にお邪魔させてもらい見学。ネジみたいなものをミリ単位で削っている。
夕暮れ時、パラークラマ・サムドラに夕日を見に行く。すると待ち合わせた訳ではないがKさんもそこにいた。「地球の歩き方」にここの夕景が紹介されており、お互いそれに導かれここにやってきた。
パラークラマ・サムドラで水浴びする人達。
18:10、夕日が沈む。
日の入り約5分後、夕焼けが綺麗だ。
真っ赤に染まる夕焼けは見られなかったが、まずまずの夕焼けだった。
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