エリア・国 | 南アジア (ネパール) |
宿泊地(宿) | タダパニ (HOTEL MAGNIFICENT) |
日付 | 2013/12/28(土) (8日目/15日間) |
旅行者 |
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アンナプルナ内院トレッキング5日目 シヌワ~タダパニ
6:15に目覚まし時計で起き、朝食の食パン、蜂蜜、スクランブルエッグ、ベイクドポテト、ミルクティーのブレックファストセット(550ルピー)を食べて7:05に出発。
6:58、朝日を浴びるヒウンチュリ。
写真を撮りながら下っていると、さっき宿の近くにいた少年2人組に追い抜かれる。その後、しばらく彼らをペースメーカーに歩いて行く。
通りがかりの民家の子供。始めは緊張した面持ちをしていたが(見知らぬおじさんにカメラを向けられているのだから、そりゃ当然だろう)、写した画像を見せているうちに笑顔になってくれる。
竹を持っている子は重そう。一方、カゴの子の中身は大して入っていない。
シヌワ-チョムロン間の最下部に向けての急坂。
7:57、最下部の橋を渡る。
橋の先からはチョムロンに向けて登りが続く。この先の集落で、2人組の少年は左の路地に入って行き、手を振って別れる。
8:20、橋から標高差100mくらい登ったところのショップで休憩。往路で寄ったショップはもうちょっと登った先にある。
このショップも往路で寄ったショップ同様、コーラ250mlで60ルピーと良心的な価格。ここの店番のチャビ君は、日本語を勉強していて、この春には仙台で2年間の語学留学をするとのこと。また、彼の姉の夫が、5年前にネパールのカラパタールをトレッキングした時にガイド兼ポーターを斡旋してもらった、カトマンズの旅行会社「アサヒトレック」のリラさんだと分かり、びっくり。このチャビ君、私がコーラをもう1本頼もうとすると料金はいらないと言う。悪いので払おうとするが、お金を受け取ってくれない。そこで、ありがたく頂戴することに。結局、彼とは50分近く話し、別れ際、コーラをおごってもらったお礼も兼ね、日本から行動食用に持ってきたミルクキャラメルとハイチュウを何個か渡した。
こちらがチャビ君。
チャビ君が日本語の勉強用に使っているテキスト。
テキストでは日本語の意味を英語で説明しているが、さらにチャビ君がネパール語でその意味を手書きしてある。
今日は清掃の日なのか、先程、渡ってきた橋の付近も含め、何ヶ所かで掃除が行われていた。
9:35にチョムロンの最高地点に到着。そのまま休まず先へ進む。ジヌーへ向かう下り道を数分下った所にあるこの建物のすぐ先で道は二手に分かれている。
ここがその分かれ道。左がジヌー方面、そして右が私の進むグルジュン、タダパニ方面。
先程の分かれ道を右に歩くと、往路でジヌーからチョムロンに登る時に道を間違えて入ってしまった集落付近だった。確か往路もこの付近でこの道に合流したような。左上の赤丸が本日のゴールとなるタダパニ。
しばらくは民家と棚田(段々畑)が広がる、標高差のあまりない展望の良い道を歩く。
グルジュンへの道を振り返る。チョムロンは手前の稜線の左上の向こう側。
ポーターの多くもそうだが、布を頭に巻いて背負うのがネパール流。
ハヌマンラングールというオナガザルに出くわす。
10:43、HILL-TOPの看板が掲げられた峠の休憩所に到着。
HILL-TOPから来た方向。左の山肌を通る道を歩いてきた。
HILL-TOPで約20分休憩。ちょっと高かったがRed Bullのミニ缶(220ルピー)を一気飲み。ここの店番が今朝、両手の指を切ってしまったとのことで、手持ちの化膿止めの塗り薬を患部に塗り、絆創膏で巻き、さらにテーピングで補強してあげた。
HILL-TOPの店番。愛想はそんなに良くなかったが、朴訥とした感じで、嫌な気はしなかった。
11:05にHILL-TOPを出発。数分下った所で道が二手に分かれている。標識はないが、おそらくここが地図にある左キムロン、右グルジュンの分岐点だろう。誰か通ったら、右がグルジュン方面で間違いないか聞こうと思ったが、日焼け止めを塗りながら10分近く待っても誰も通らない。まず間違いないと思い、右の道を進むことにする。
これがその分かれ道。左の道は結構急な下り、右の道はこの先もほぼ平行に山腹を横切っていく。
右の道を歩いていると、程なくして地元の若者らしき2人組とすれ違ったので、念のため、私の向かっているのがグルジュン方面か確認。合っているようだ。樹林帯の坂道を数分下ると、展望が開けてきて、前方に民家が見えてくる。
グルジュンの集落への入口には、こんな柵がしてある。目の前の建物がゲストハウス兼レストランになっていて、そこの看板によると、グルジュンからチュイレまで2時間、チュイレからタダパニまで2時間と書いてあった。この時点で11:43。
上の写真で見えたゲストハウスから数分先にもゲストハウスがあり、その先をちょっと下った所に落差10m位の滝がある。ちょうどこの辺りは道と橋を工事中で、う回路を歩くことになった。数分で通常の道に合流し、さらに数分進んだ所で二股の分岐点。グッドタイミングで右側の道からトレッカー2人組が歩いてきたので、タダパニは、彼らが歩いてきた右側のルートであることを確認できた。
ここがその分岐点。右側(タダパニ方面)が登り、左側が下りになっている。
上の写真の樹林帯を抜けた後、棚田(段々畑)の中の民家やゲストハウスが点在する道を進んでいく。
この子はいたずら坊主で、私の持っている竹の杖を奪い取ろうとしたり、デジカメで撮った画像を見せている時にカメラを叩き落とそうとしたり、石を投げつけてきたり・・・
それでも、こんな笑顔をしてくるので憎めない。
NAMO BUDDA GUEST HOUSEの先にドネーション・ボックスが置かれた学校があり、その横のバレーボールコートを抜けていく。ここから数分歩くと樹林帯の急な下り坂になる。
12:45、橋を渡る地点に到着。ここからタダパニまでは標高差約750mを登ることになる。
橋から10分弱登った所に1軒のゲストハウスがある。この辺りはSIPRONG(シプロン)と呼ばれる所だ。
ゲストハウスを過ぎてすぐが分岐点になっており、左へは「WAY TO GHANDRUK」とあり、右はどこへ行くのかの表示がない。手元の地図には、そのような分岐点が書いてなくガンドルク(ガンドルン)への道はタダパニ経由となっていたので左へ進む。
左の道を進むと数分先に小さな白いチョルテンがあり、さらにすぐ先に民家があり、人がいたのでタダパニはこの先でいいか聞いてみると違うとのこと。さっきの分岐点を右に行くのが正解だった。
分岐点をタダパニ方面に一登りした所から来た道の方向。左の山の中に見えるジグザグの道が橋へと下っていった道。右に見える建物が分岐点手前のシプロンのゲストハウス。
蜂の巣が飾ってある民家を過ぎ、分岐点から10分弱、急坂を登ると13:33、RIVER VIEW LODGE & RESTAURANTに到着。看板にはCHUILEと書いてある。見晴らしも良く、ここでトレッキング5日目にして初めての、行動食以外の昼食タイムとする。チーズ・スパゲッティ(400ルピー)を注文。ついでに水が少なくなってきたので、ミネラルウォーター(1ℓ 120ルピー)も購入。タダパニに着いてから気付いたのだが、このミネラルウォーターのラベルには「MFD 2012NOV 11/1」と「Use Before:9 months from MFD」が印字されている。2012年11月から9か月後は2013年8月。もうすぐ2014年1月・・・5か月も過ぎているが、味、においとも変な感じはしなかったし、腹も壊さなかった。ちなみにラベルには「Rs.20」の文字も。定価20ルピーのミネラルウォーターが山の中では賞味(消費?)期限切れのものでも6倍の値段で売られていたことになる。
RIVER VIEW LODGE & RESTAURANTからの展望。
橋を渡る前に見えたシプロンとチュイレ方面。赤丸が、始め間違えて左に行ってしまった分岐点(赤丸のすぐ右下がシプロンのゲストハウス)。青丸がルートを間違えたことを教えてもらった民家。緑丸がRIVER VIEW LODGE & RESTAURANT。
スパゲッティに入れる菜っ葉は、すぐそこの畑で調達。
注文してから15分くらいでチーズ・スパゲッティの完成。チーズは鰹節みたいなものをふりかけた程度だが、味付けが良く、歯ごたえもあり、とてもおいしかった。14:00に出発。
RIVER VIEW LODGE & RESTAURANTから5分登るとHILL SIDE LODGE & RESTAURANT。
HILL SIDE LODGE & RESTAURANTからの登りで、牛くんが通せんぼ。私が近付いていっても道を開けてくれない。仕方なく、恐る恐る彼らの脇を通り過ぎる。
HILL SIDE LODGE & RESTAURANTから約20分登った所で、広い芝生の庭があるMOUNTAIN DISCOVERY LODGE & RESTAURANTがあり、もう一登りすると樹林帯をひたすら登ることになる。
MOUNTAIN DISCOVERY LODGE 手前の展望地から。赤線が歩いてきたルート。青丸がバレーボールコートの脇を通った学校。緑丸が橋。黄丸がシプロンのゲストハウス。
樹林帯の中は、所々で苔むしていてなかなか雰囲気がいい。
15:30、タダパニ(2680m)に到着。
タダパニ一の高台、HOTEL MAGNIFICENTからの景色。雲が広がり、アンナプルナサウスの頂上付近がちょこっと顔を出している。
揺りかごで遊ぶ赤ちゃん。左の男の子が面倒を見ていた。
HOTEL MAGNIFICENTのオーナーらしき人の子供。サンタの帽子は、トレッカーからプレゼントされた物。
HOTEL MAGNIFICENTの厨房を見学。ふかしたジャガイモの皮をむいているところ。
次から次にくるオーダーを見て、ほとんど休む暇なく忙しそうに動いていた。
左のパンを切っているのが、この厨房のリーダー格の青年。多分20代前半。
厨房の洗い場。担当は小学生くらいの男の子(3つ上の写真の右側の男の子)。私は、ダルバート(400ルピー)とコールド・レモン(70ルピー)を頼んだが、コールド・レモンはこの水道からコップに水を入れ、レモンの粉を溶かす飲み物だった。目の前でそれを見て、ちょっと飲むのに躊躇した(笑)。その後、腹の調子は問題なかったので、綺麗な山の水を引いているのだろう。
向こうの山では何ヶ所かで野焼きをしているらしく、幾筋ものオレンジ色の炎とそこから立ちこめる煙が見えた。その向こうに見えるはずのアンナプルナサウスは雲の中。
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