エリア・国 | 南アジア (ネパール) |
宿泊地(宿) | ゴレパニ (HOTEL SNOWLAND) |
日付 | 2013/12/29(土) (9日目/15日間) |
旅行者 |
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アンナプルナ内院トレッキング6日目 タダパニ~ゴレパニ
朝6:30に目覚まし時計で起床。部屋の中の気温は4℃。昨晩は3日振りのシングルルームだったため、心置きなくぐっすり眠れた。今朝は雲もなく、アンナプルナサウスやマチャプチャレが良く見える。東側が開けており、日の出も見れそうだ。防寒対策をして、外に出て日の出を待つ。6:50、アンナプルナサウスの頂上付近に朝日が当たりだす。
6:53、朝日を浴びたアンナプルナサウス。
6:57、ご来光。左の山はマチャプチャレ。
外の気温は-1℃。屋根や地面に薄っすらと霜が降りている。
水が入ったドラム缶の中に氷も張っている。彼は同じ宿に泊まったグループトレッカーのガイド。
朝食は、アップル・パンケーキ(250ルピー)、チーズ・オムレツ(200ルピー)。そして、喉が渇いていたので、ホットドリンクではなく、懲りずに昨晩同様コールド・レモン(70ルピー)もオーダー。
8:15、タダパニを出発。今日の目的地ゴレパニまでは標準時間4~5時間程度なので、時間的には余裕がある。
樹林帯の道をどんどん下っていく。25分かけて標高差約200m下ると川があり、橋を渡る。
橋の先は一転の急登。25分かけて標高差約150mを登る。
バンタンティからはしばらく渓谷沿いの緩やかな登りを進むが、やがて急な登り坂となり、デオラリまで、しばらく急登が続く。
アイスフォール。ここは、トレッキングロードから数10m道を外れた所にある。おぼろげな踏み跡(ほとんどないに等しい)を頼りに、かなり急な土質の斜面を下りてやっと滝壺まで近づける。
10:50、HOTEL LALIGURANS & RESTAURANTに辿り着くが、デオラリの中心地はさらに10分弱その先にある。
10:57、デオラリの中心地に到着。コーラ(500ml 200ルピー)を飲んで休憩。
ここにあった看板の地図を見ると、この近くにGurung Hill(グルンヒル)という展望ポイントがあるようだ。レストランの人に聞くと、15分で登れるとのこと。昼食用のベジタブル・マカロニ(380ルピー)を12:00に予約して、荷物を中に置かせてもらい、11:20にグルンヒルへ向け出発。高速で登り、グルンヒルには11:30に到着。デオラリとの標高差は約90m。グルンヒルには高さ10mくらいある展望台が建てられている。
グルンヒルからの展望。左上に世界7位の高峰ダウラギリ(8167m)が見える。右に見える青い屋根がデオラリ。
ダウラギリのズーム。
グルンヒルを11:43に出て、途中、登ってきたカップルに頼まれて、ダウラギリをバックにした写真撮影をしたりして、11:53にデオラリに到着。オーダーしていたベジタブル・マカロニは、まだ出来ていないようだ。私がオーダーする直前に、タダパニで同宿だったグループトレッカーがオーダーしており、まだ彼らの昼食を作っている最中。暇つぶしに厨房の中を見学したり、グループトレッカーのガイドやポーターと話をしながら時間をつぶす。そんなこんなで、私のベジタブル・マカロニが出来たのは、12:25くらいだった。
厨房の中。手前の男性はモモ(餃子)を作っている。彼はグループトレッカーのガイドかポーター。右上にいるのもグループトレッカーのガイドかポーター(彼は年長者だからか、調理はせず、談笑しながら見ているだけ)。左の女性はこのレストランの娘さん。
12:45にデオラリを出発。樹林帯越しにたまにダウラギリがチラチラ見える。25分くらい進むと開けた展望地に出て、稜線伝いをさらに10分弱歩くと、休憩所があり、大展望が広がるデオラリ峠。
デオラリ峠からの展望。左上の山の山頂がプーンヒル。その山の右下にある集落がゴレパニ。
アンナプルナサウスには旗雲がかかっている。山頂付近の風はかなり強そうだ。
近くでは、昨晩、同宿だったグループトレッカーのポーター達が休憩中。携帯電話で写真を撮ったりしており、彼らも観光気分か。
ポーター達がジャンプして自分たちの写真を撮っていたので、私も彼らにリクエスト。これは連写機能で撮ったうちの1枚。
13:43にデオラリ峠を出発。10数分進むと、右下へ下りる分岐点がある。
14:09、ゴレパニ入口の門に到着。
門をくぐったちょっと先から集落が始まり、ゲストハウスがいくつもあるが、明日早朝に登るプーンヒルに少しでも近付けるよう、先に進む。
このかわいらしいチョルテンがある辺りが、ゴレパニの中心地。近くの店の人にプーンヒルへはどちらへ行けばいいか聞くと、ここから上に登った方向とのこと。
いくつもゲストハウスがあるが、とにかく上を目指す。数分登り、その先には建物がなさそうな所のゲストハウスでチェックイン。チェックインしたのは14:20頃。ひとまずシャワーを浴びて、部屋に戻り、この後、何をするか検討。ゴレパニを散策する選択肢もあったが、明日、日の出前にヘッドライトを付けてプーンヒルへ登ることになるので、どんなコースを通るのか下見しておこうと思い、まずはプーンヒルに行くことにする。15:05に出発。ちょうど宿の先がプーンヒルへのトレッキングルートになっている。少し登った所で右側から、もう一つのルートが合流。その後、電波塔の横を通り、どんどん高度を上げていく。途中、料金所の小屋があるが誰もいないので、そのままスルー。
プーンヒルまでは、結構急な坂道を登ることになる。
かなり高速で登り、宿から24分の15:29にプーン・ヒル(3210m)に到着。宿からの標高差は300mくらい。アンナプルナベースキャンプ(4130m)に行き、高所に体が慣れたこともあるが、我ながら信じられないくらいのハイペースで登ってきた。
プーンヒルからの展望は文句なしに素晴らしい。正面に見える山がダウラギリ。
宿を出る時は、明朝の下見のつもりだったので、プーンヒルに登ったらすぐに降りてゴレパニを散策するつもりでいた。しかし、思いの他、景色が良く、ここで日の入りを見たくなる。日の入りまで2時間近くあるが、ヒマラヤの大展望と、それを見てはしゃぐ人達を観賞?しながら時を過ごす。
プーンヒルはアンナプルナ方面の展望もいい。一番左端がニルギリ(7061m)、その右の雪山がアンナプルナⅠ峰(8091m)、そのすぐ右の一番高いのがアンナプルナサウス(7219m)、そして右端がマチャプチャレ(6997m)。
スペイン人が、上半身裸になり記念撮影。彼らはこの後に逆立ちしている姿の写真も撮っていた。
集団でジャンプする写真を撮っている。なかなかタイミングが合わず、何回も撮り直していた。
17:15、アンナプルナ方面(北北東~北東)の山々が夕日に照らされる。
17:25、日の入り。
プーンヒル(3210m)では日の入りとなっても、7000mを越える山には、まだしばらく夕日が当たっている。
ダウラギリ方面(北西~北北西)は、あまり夕日が当たらない。
17:35、アンナプルナの全ての山々でも日の入りを迎えたようだ。
17:40過ぎ、暗くなり出したプーンヒルを、アメリカ人のサムと一緒に下り始める。彼は日本の大学に数か月留学経験があり、日本語を少し話せる。ミネソタ州の大学を卒業し、今はミネソタの居酒屋バーで働いているが、この春に鹿児島の英会話学校に教師として赴任するとか。下っている途中で足元が見えづらくなるほど暗くなってきたので、持参のヘッドライトを使う。電波塔を過ぎてさらに数分下った所の分岐点で、私の宿は右の道なのだが、サムの宿は真っ直ぐ下る方面とのこと(こっちの方がメインルートのようだ)。彼はライトを持っておらず、この暗さで下るのは危険だったので、遠回りにはなるが、彼を宿まで送っていった。彼を宿まで送ったのはいいが、問題は、そこから自分の宿にどう戻ればいいのか。周りはすっかり暗くなり見通しはきかない。ゴレパニに着いた時に通った小さなチョルテンのあるメインロードまでは下ってきていない。それと、下ってきた方向と距離感覚で、自分なりの現在地をイメージし、自分の宿があると思われる方向へ歩くと、すぐに、先程通ったと確信が持てる場所に出た。18:10くらいに宿に到着。
宿の食堂では、同宿トレッカーのガイド、ポーター達が小さな鼓を鳴らしながら、歌を歌っている。そんな賑やかな雰囲気の中、夕食。
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