エリア・国 | 南アジア (ネパール) |
宿泊地(宿) | ポカラ (HOTEL HIMALAYAN INN) |
日付 | 2013/12/31(土) (11日目/15日間) |
旅行者 |
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アンナプルナ内院トレッキング8日目 ビレタンティ~ナヤプル
今日は遅めの朝7:00起床。ビレタンティは山に囲まれているので日の出や雪山の朝焼けは見えない。宿で朝食を食べ、チェックアウトし、宿のすぐそばにあるACAPのチェックポストで手続をし、7:55に出発。
ACAPのチェックポスト。ナヤプルへ向かう橋の手前左側にある。
橋を渡ってすぐ先には、TIMSのチェックポストがあり、ここでも手続き。
川沿いの未舗装の車道を30分くらい歩くとナヤプルの集落に到着。ただ、車道沿いにナヤプルまで歩くのは遠回りだったようだ。途中の集落(ここもナヤプルの集落の一部か)から右側に坂を下り、その先の橋を渡っていくのが最短ルートだと思う。
ナヤプルの集落。ポカラ行きのバス乗り場は、さらに数分先に進み、斜め左へ向かう登り坂を上がった幹線道路との合流地点。
地元の人にバス乗り場の方向を聞いて歩いて、バス乗り場に着くと、ちょうどポカラ行のバス・・・ではなくてライトバンが出発するところ。トレッキング終了の余韻に浸る間もなく、すぐに乗り込み出発。時間は8:35。乗客で旅行者ぽいのは私だけ。ポカラまではクネクネとした山道で、登ったり下ったりしながら進む。天気が曇っていて、あまり遠望がきかないが、見通しの良いポイントからの谷間の向こうに見える段々畑の景色は、なかなか見ごたえがある。途中で何人か客の乗降がある。山道を下りきって少し進むと、見覚えのある景色。1週間前にトレッキングをスタートしたフェディだ。フェディを9:33に通過。
これがポカラ行きのライトバン。
ポカラの北の端(バグルン・バスパークのさらに北側)付近で数分停まる。始めなんで出発しないのか意味が分からなかったが、どうやら乗客の友人が来るのを待っていたようだ。その後、いつの間にかバグルン・バスパークを通過したようで、バグルン・バスパークが終点だと思い込んでいた私は、レイクサイドまで乗せて行ってくれるんだと内心喜んでいたのだが、10:00過ぎ、とある交通量が多い交差点で、ドライバーからレイクサイドに行くならここで降りるように言われる。現在地がはっきりしなかったが、大体の感覚でレイクサイドと思われる方角へ歩いて行く。
乗合ライトバンに降ろされた地点。右側がバグルン・バスパーク方面(北側)、正面がレイクサイド方面と思われる方面(西側)。
なんとなく、南西の方角に向けて歩く。西に進む幹線道路をはずれ、南側に進路変え、路地に入ったりしながら進む。途中、卓球をしている人達を見学し、バスを降りてから約30分後に、1週間前に泊まったSHANTI GUEST HOUSEのすぐ斜め迎えにある今日の宿、HOTEL HIMALAYAN INNに到着。「地球の歩き方」を見て、日本語が通じるスタッフがいること、トレッキングの疲れを癒したいので安宿は避けたかったことから、ここをあらかじめチョイスしておいた。
ポカラ散策
HOTEL HIMALAYAN INNチェックイン時に、明日のカトマンズ行きの飛行機を予約。少し遅め(昼くらい出発)の便が良かったが、空席がなく、朝早い便(9:50発)に。部屋に入りシャワーを浴びたり、この後の計画を立てながら約1時間休憩。天気が良ければフォクシンやサランコットに行きたかったが、今日はあいにくの曇り空。そこで、レイクサイド付近を散策してから古い街並みが残ってそうなオールド・バザールへ行くことにする。まずは、お腹がすいたので、これまた「地球の歩き方」で目星をつけていたステーキが食べれる「Hungry Eye」へ。「Hungry Eye」の店先でメニューを見ていると誰かに声を掛けられる。声の主は、なんとヒマラヤホテルとシヌワで同部屋だった、オーストラリア人のスティーブであった。まさかこんな所でも彼と会うとは思わなかった。
これが「Hungry Eye」のHungry Eye Special Steak(420ルピー。ただしこの店は10%のサービスチャージと13%の付加価値税が別にかかる)。1週間ぶりの肉料理。とてもうまかった。
腹ごしらえをした後は、レイクサイドを散策。
今日は、12月31日。これからニューイヤーフェスティバルが始まる。メインストリートは、その準備をする屋台が立ち並んでいる。これは豚の丸焼き。
普段は車も通るメインストリートだが、歩行者天国になっている。
フェワ湖のボート乗り場。すいていれば、向こうの島に渡っても良かったが、混んでいたのでパス。
軍人も集まっており、一見、物々しい雰囲気。近付いてみると・・・
的当てゲームでした。10分近く見学したが、的(缶)に当てる人もいたが、全部倒せた人はいなかった。
レイクサイド散策の次は北側(バグルン・バスパーク近く)のオールド・バザールへ。タクシーを拾いたいが、なかなかうまく拾えず、レイクサイドから10分以上北へ歩いた所でやっとタクシーを拾う。オールド・バザールまでは200ルピー。ポカラ空港の観光案内所でもらったポカラの地図で現在地を確認しブラブラ歩く。
レイクサイド付近は観光の街で風情がないが、この辺りは古い建物が多く、地元の生活感もあり、レイクサイドよりこちらの方が歩いていて断然面白い。市内ツアーのコースにもなっているらしく、日本語ガイドによるツアー客も見かけた。
ビンドゥバシニ寺院。高台にあり、晴れていれば、マチャプチャレ等のヒマラヤ山脈が見えるのだが、今日は雲間にチラリと雪山が見えただけだった。十分トレッキングで見ているが、それでもやはり残念。
炭火で暖をとっている女性達がいる店でファンタオレンジ(250ml 40ルピー)を買い、しばし仲間に入れてもらった。
見たことがある女性の看板が・・・看板にはBEAUTY PARLOUR(美容院)と書いてある。
学校帰りの子供達。
古い街並みには、農作業車がよく似合う?
オールドバザールを南下し、ナヤバザールへ(ナヤは新しいという意味)。
ナヤバザールのバス乗り場でレイクサイド行きのバスに乗る(25ルピー)。座る場所がなかったが、ドライバーが助手席に座るよう勧めてくれる。レイクサイドまではそんなに遠くないので立ったままでも良かったが、お言葉に甘えさせていただく。しかし、これがこの後、吉と出る。このバス、途中で何回か乗降があり、圧倒的に乗ってくる人の数が多い。気付けば後ろが見えないくらいの人が乗り込んでいた。満員ギュウギュウの鮨詰め状態のまま、バスは走り、ポカラ空港の前を通り、レイクサイドへ。ただ、レイクサイドのかなり手前で歩行者天国になっており、そこで降ろされる。
レイクサイドの通りの一角で生演奏のもと、仮面舞踏が行われていた。
フェワ湖沿いの広場には遊園地がある。その手前ではコンサートが開かれているようだが、中は見えない。中に入るにはチケットを購入しなくてはいけないようだ。
しばらく、歩行者天国をぶらついた後、一旦、宿に戻る。歩き疲れたので、しばし休憩をしてから、夕食を食べに行く。夕食は、またまた「地球の歩き方」に載っている「Thakali Kitchen」。通常の席は満席で、暖炉の周りの文字通りの「即席」に通される。何十分も待たされるよりは、ましかと思いマトン・タカリ・ターリー(470ルピー)とバナナ・シェイク(90ルピー)を注文。大量に作り置きしているのであろう、5分も待たずに注文の品が出てきた。
マトン・タカリ・ターリー。味はまあまあ。カレー(左上の赤いスープ)は、私にはちと辛かった(これが本場の味なのだろう)。
マトン・タカリ・ターリーだけではお腹が一杯にならなかったので、屋台でチキン・セクワ(串焼き)を買い食い。人通りの多いレイクサイドのメインストリートを歩く。フェスティバルといっても、コンサートは別として、ストリート沿いでは、さっきの仮面舞踏みたいに、何かイベントが行われている訳ではなく、ひたすら屋台が立ち並んでいる。その約8~9割が食べ物の屋台だった。
中にはこういった、雑貨や衣服の屋台もある。
混雑のメインストリート
ネパール(ポカラ?)では、この牛の角のような、赤い光の被り物が流行っているらしい。かなりの人達が、これを頭に付けていた。
野外バーでは、アップテンポなダンスミュージックが大音量で流れ、若者が踊りまくっている。
ケーキの屋台があったので一つ購入(70ルピー)。決して、とてもおいしいとは言えないが、甘さ控えめで、ちょっとした腹ごしらえには良かった。
陽気なおばちゃん達がいる屋台で、ロティというパン(40ルピー)とチャイ(30ルピー)で、ちょっと休憩。
たき火を囲って、歌ったり、踊ったりしている。
コンサート会場と遊園地へと続く広場の入口付近では、数百人はいるであろう人だかりができており、銃を持った警察か軍人か数人が交通整理をしている。チケットを確認しながら、中に通しているみたいだ。チケットを持っていない人が圧倒的多数であろうこの集団が、時折、人波になって入口付近に押し寄せ、その度に警察(軍人)が後ろへ下がるよう促す。そして、言うことを聞かない人達がおり、収拾がつかなくなりそうになると、警察(軍人)がホイッスルを鳴らし、怒声をあげながら、人波を強引に押し返していく。ビビッて逃げるように引き返す者や負けじと警察(軍人)と口論を始める者もおり、カオス状態。私は最前線の一番端っこで、それらのやりとりを見学しているのだが、身の危険を薄っすら感じる場面もあった。
広場の入口付近に殺到する人達。ほとんどの人は、私同様、野次馬だったと思われる。集団が集団を呼び、無秩序になっていき、何かのきっかけで暴動に発展する。今回は幸い暴動にまでは至らなかったが、何かそんな予感を起こした場面もあった。
23:58頃、宿の方へメインストリートを歩いていると、後方で花火が上がりだした。アンナプルナ内院をトレッキングしていた時に、とあるガイドにポカラのニューイヤーイベントのことを聞き、私が「花火(Fireworks)はあるのか」尋ねると、「ない」と言っていた(はずだった)ので、これは意外だった。しかも、0:00を過ぎてもしばらく終わらなかった。合計100発は越えていたと思う。
新年を迎える花火。すぐ横では大音量でダンスミュージックが流れ、若者が騒いでいる。ポカラで迎える2014年は賑やかなものとなった。
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