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モロッコエリア:アフリカ(モロッコ) 日付:2011/12/28 (6/14)

グルミマの朝

まだ真っ暗な朝の5:45過ぎ、アザーンの声で目を覚ます。その後二度寝をし、目覚まし時計で夜明け前の6:50に起床。ホテルの屋上テラスで夜明けを迎える。


ホテルのテラスから。



日の出の瞬間は雲に隠れて見えなかったが、雲の隙間から日の出後の太陽が顔を出す。こういった光芒のご来光も幻想的でいい。


8:40過ぎにホテルから徒歩5分くらいのアメラグ(アメラゴ)行きタクシー乗り場に行くも、タクシーらしいワゴン車が停まっているがドライバーがいないし、誰もタクシー待ちの人はいない。一応、その辺にいる人に、アメラグ行きのタクシーはここから出るのか、そこに停まっているのはアメラグ行きか確認。アメラグ行きはここから出るが、そこに停まっているのはアメラグ行きではないらしい。とりあえず、9:00まで時間があるので、朝食を食べられそうな食堂をさがす。


アメラグ行きのタクシー乗り場近くの通りにて。荷台付きの馬車(ロバ車)乗り入れ禁止ということか。



アメラグ行きタクシー乗り場のすぐ近くに揚げパン屋があったので、パン2個と紅茶1杯を注文。総額たったの5DHだった。パンは特に味付けをしていないが、揚げたてで表面がカリカリ、中はふわっとしていて、ほんのりパン生地の甘みがありおいしかった。


9:00直前になってもアメラグ行きのタクシーは見当たらない。まあいつかは来るだろう。


チキンを売る店に生きた鶏を搬入中。足を束ねられた鶏はカゴから出され、ギャアギャアわめくがなすすべなし。その後、解体され店頭に並ぶのだろう。私は興味深く、わめく鶏が次々に店に運ばれていく様子を見ていたが、ここでは何気ない日常の一コマ。


昨日教えてもらったアメラグ行きタクシー乗り場から、数十m程戻った場所にタクシーが停まっていたので、ドライバーらしき人に声をかけると、アメラグ行きとのこと。今のところ我々2人以外客がおらず、定員の6人が集まるまで待つことに。


アメラグ行きのタクシー乗り場とタクシー。もう一回り大きなワゴン車を想像していたが、ライトバンタイプだった。この車に、前にドライバー含め3人、後ろに4人、場合によってはさらに最後部の荷台にも座ることになる。



アメラグ行きのタクシー。運行前点検中か?


1時間近く待っても、我々以外の客が来ない。いつになったら出発できるか分からないし、アメラグで過ごす時間が少なくなってしまうので、当初1人20DH(=6人で120DH)と言われていたので、2人で120DH(1人60DH)払うので、今すぐ出発することをドライバーに交渉し、あっさり承諾。9:55、アメラグへ向けてタクシーが出発した。しかしこのタクシー、貸切と思いきや途中の村で客を乗せるために10分程休憩。結果、前2人、後ろ3人(母親が背負った赤ちゃんを含むと4人)、荷台スペース1人に。私は後ろの席に座っていたので、それほどきつくなかったが、前に乗っていた友人はきつそう。幸い、バラバラと途中で降りていったのでよかったが。もちろん、途中から乗った人もタクシー代を払っていた。かといって我々のタクシー代が安くなるわけではない。ドライバーは何も悪びれた様子はない。帰りのタクシーでも同じようなことがあり、これがモロッコの常識らしい。こんなことなら、途中乗車がなかったら2人で120DH払うが、途中乗車があったらもっと安い金額にしてもらうよう、出発前に交渉してもよかったかもしれない。


アメラグ行きのタクシーで途中乗車してきた母子の赤ちゃん。



グルミマ・アメラグ間は途中、渓谷の間を進んでいく。右岸から左岸、左岸から右岸へ横断する箇所があるが、橋はなく、渡渉していく。水量は少ないので徐行すれば何の問題もない。



渓谷を抜けると展望が開け、絶景が広がる。


グルミマからアメラグまでは約50㎞。アメラグには11:00過ぎに到着。途中の村で約10分客待ちして1時間10分程度。村で唯一の宿泊施設、Auberge Africaの前で降ろしてもらう。Auberge Africaでウェルカム・ドリンク(紅茶)と一緒に出されたウェハースとピーナツをつまみながら、しばしまったり。宿の人に明日乗る予定のグルミマ行きのタクシーの情報を教えてもらう。定時(といっても今日みたいにその時間に出発する保証はないが)は早朝しかないらしい。しかし、明日の午前中はアメラグを散策したい。他にも東部のRich(リッシュ)経由で行くこともできるらしい。また別の村から来る、流しのタクシーを拾うことも選択肢としてあるが確実性がない。結局、時間と確実性をお金で買うことにし、13:00発の呼び寄せタクシーを1台250DHでお願いすることにした。


Auberge Africaの敷地につながれていた子ヤギ。これからやってくるスペイン人一家の胃袋に収まるそうだ。


アメラグ散策

日本のガイドブックには載っていないアメラグに行くことを決めた理由は、観光地化されていない田舎の人々と交流したかったから。「Hakka Hakka モロッコところどころ〜いなか旅の案内」というWEBサイトで紹介されていたGheris el Ouloui(グリッシュ・ウルウイ)という村でホームステイができることを知り、はじめこの村に行こうと思った。しかし、英語かフランス語でしかホームステイの予約ができないので、別の田舎を探すと、同じWEBサイトにAmellagou(アメラグ)が紹介されていた。そこに通称とんがり山トレッキングが紹介されており、山歩きが好きな私にはうってつけ。景色も良さそうだし、地理的にも私の行程でちょっと寄り道する程度だったので、アメラグに行くことに決めた。ということで、ここに来るまでは、アメラグに着いたら、まずは、とんがり山トレッキングに行こうと考えていた。しかし、Auberge Africaのテラスからの展望を見て、山頂から見るであろうメインの景色(西から北方面)はこれから逆光になるので、とんがり山には明日午前中に行くとして、今日は村の中を散策することにした。


Auberge Africaのテラスから見たとんがり山。


宿を出てすぐ、15才くらいの女の子3人組が寄ってきた。彼女たちはフランス語は話せるが英語はカタコト。彼女たちも我々日本人に興味ありげで、学校で習った英語のノートを駆使して、名前を聞いたり、好きな食べ物を聞いたりしてくる。次第に子供たちが物珍しそうに集まってきた。そのうちに英語を話せる青年が加わり、友人が英語で何やら話し始める。どうやら、この青年は村の学校で英語教師のようだ。友人と英語教師は英語で話し込むが、英語力の乏しい私は蚊帳の外状態になり、一人で村散策に行くことにする。



坂を下り、数分離れた集落に行くとおじさんに声をかけられる。串刺しにしたケバブを渡され、うちに寄っていけみたいな感じで、すぐそこの家に入るよう促される。どうせなら友人も一緒にと思い、おじさんに友人を連れてくることを伝え、さっきの場所に戻る。友人には英語教師との会話を適当なところで切り上げてもらい、友人を連れて、おじさんの家に行く。


おじさんにもらったケバブ。このケバブの串刺しを持ったまま友人を呼びに行く。ケバブを食べながら歩いていると、すれ違いで来た女の子に、ケバブを食べる仕草(ケバブの串を真横に持って肉にかぶりつき、手を横に引く)を真似られる。すると、私はこれ見よがしにオーバーアクションでケバブを食べると爆笑。こういった些細なコミュニケーションがまた楽しい。


招かれたおじさんの家の一室では、十畳くらいのスペースに、子供から大人まで男性だけで十数人集まっている。さっき会った子供たちもおり、突然来た我々を歓迎してくれる。英語を理解できる人は、私と同レベルの英語力の青年一人だけだったが、彼を介して、今、おじさんの赤ちゃんが生まれたお祝いをやっていることを教えてもらう。まもなく、ケバブやお茶が運ばれてきて、みんなで食べる。


お祝いに招かれたおじさんの家の中で。右から2番目の青年が多少英語を話せた。


1時間くらいしてみんなが部屋を出だしたので、我々も部屋を出るが、別の部屋へ案内される。すると今度はクスクスが出てきて、またみんなと食べる。締めにはデザートのミカンも。結局1時間半くらい、この家に滞在。外に出て、赤ちゃんを見せてくれるとのことで、道を挟んだ向かいにある家に入れてもらう。そこには女性だけが何人かおり、お母さんらしき人が抱えている赤ちゃんの顔を見せてもらった。本当に生まれて間もないような赤ちゃんで、すやすやと寝入っていた。


クスクスがふるまわれたおじさんの家の一室にて。左下の人が赤ちゃんが生まれたおじさん。


おじさん達と別れ、村の散策を開始するが、どうやら、英語を話せる青年(セイドって名前だったかな)が村を案内してくれそうな様子。正直、自由に歩きまわりたいかなとも思ったが、せっかくなんでご好意にあずかることにした。まず寄ったのは彼の家。家の中に招き入れたいわけではなく、家で飼っている羊や牛を見せたいようなので見せてもらった。


青年の家の牛。他にもう1頭おり、羊は10頭近くいた。



村を散策中に会った姉弟。写真に撮られるのを嫌がる女性が多かったが、特にこの女の子は嫌がらなかった。


青年に先導され、村を先に進むと、廃墟となったカスバがあった。村の中を1時間弱、案内してもらい、日が暮れてきたので宿に戻ることにする。青年は律儀にも宿の前まで我々を送ってくれた。お別れの時も特にガイド料をせびることなく、彼の真心を感じた。そこで私は、お世話になったモロッコ人に渡そうと日本から持ってきていたお土産数点のうちタオルマフラーをプレゼント。すると青年は自分の首に巻いていた薄手のマフラーをはずし、私に手渡してくれた。彼からもらったマフラーは、この後、砂漠で使わせてもらった。もちろん、日本に持って帰ったが、旅の思い出をよみがえらせるアイテムとして、私の一生の宝物になるだろう。


カスバの方からロバを連れたおじさんがやってきたので、写真を撮っていいか聞くと、快く応じてくれた。


宿に戻り、夕食を注文。クスクスとタジンのどちらにするか選べるが、タジンをチョイス。食堂にはスペイン人一家が来ており、しばらくすると彼らの夕食のクスクスが持ってこられる。子ヤギ料理は後日とのこと。クスクスを食べ終わった後に、宿のスタッフが弦楽器と太鼓で演奏を始める。どうもこのスペイン人一家は10年くらい毎年、この宿に来ている常連らしい。この演奏も彼らへの特別なおもてなしか。スタッフの演奏が終わり、息子が弦楽器を弾き始める。ギターを弾けるらしくなかなかの腕前。そんなこんなで時は過ぎ、21時になっても我々の注文したタジンが出てこない。しびれを切らして厨房にいくとタジン鍋が火にかけられており、もう少しで出来上がるとのこと。さらに待つこと30分。注文してから3時間以上たってやっとチキンタジンが出てきた。タジンは時間がかかるんだと弁解していたが、3時間以上はかかり過ぎだろう。


スペイン人一家のために演奏する宿のスタッフ。



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    • 上空からのの景色。


    • もう一品、注文したパパイヤシェイク(170ルピー)。味・量ともに大満足。

    • 歩き始めは真っ暗だったが、だんだん明るくなり、綺麗な朝焼けが。

    • 宿の主人たちに挨拶して、9時10分出発。ヤクカルカを出てからはずっと川の右側を歩く。

    • 丘の上からの展望。染色した革が干されている。

    • 出航直後、行く先を双眼鏡で確認する船長。

    • 一見、下書きなしの職人芸に見えたが、ちゃんと下書きされていた。それでも、きっちり綺麗に書くのは大変でしょうが。

    • チューリップ等の花の球根売場。オランダらしい。